省エネ、超寿命と環境にやさしい照明装置として、最近、LEDへの関心が高まっています。

線状に照明するタイプやダウンライトタイプなど、様々なものが発売されています。


そんななか、意外な会社も新製品を投入しました。


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、ハウスメーカーである



大和ハウス工業



が、白色LED照明システム「grace lumino(グレース ルミノ)」という新製品を開発。

4月1日から商業施設やオフィスなどに向けて発売するというのです。


この新製品は、大和ハウス工業と大阪市に本社を置くナベショー、そして京セラが

共同開発したものです。光源がLEDになると、メーカーも広がってくるのでしょうか。


大和ハウス工業が4月1日に発売する白色LED照明システム「grace lumino(グレース ルミノ)」(以下の画像:大和ハウス工業のニュースリリースより)


照度センサーによって明るさを自動調節したり、電力消費量やCO2排出量をモニタリングする装置もついている


200m2のコンビニ店舗での蛍光灯に比べての電力削減効果(左)と消費電力表示のモニター画面(右)

この照明システムは、単に蛍光灯をLEDに置き換えただけではありません。

太陽光が差し込む時間帯には「照度センサー」によって、LEDの明るさを自動的に

コントロールする仕組みを備えているのです。


そのため、200m2のコンビニ店舗で70%点灯したとき、消費電力は蛍光灯に比べて



53%も削減できる



そうです。


また、寿命も約10万時間と、普通のLEDに比べて2.5倍に伸びました。これは

京セラがLEDをセラミック材でパッケージングすることで実現したそうです。


このほか、目にやさしい白色化発光方式「紫LED+RGB蛍光体方式」を採用したり、

電力消費量やCO2排出量などを一元管理可能な「ECOモニタリングシステム」を

採用したりして、さらに高機能を目指した製品になっています。


気になるお値段ですが、コンビニ1棟分で、器具、制御装置、施工費込みで

約250万円とのことです。