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燃費7割カット!“ケータイカメラ”で融雪装置を省エネ化

2009/03/18

北国のマンションなどの駐車場には、雪を溶かすための「ロードヒーティング装置」が

取り付けられています。


雪が降ってきたら灯油ボイラーを運転し、駐車場の雪を溶かすわけですが、駐車場

1m2当たり、年間で20~30リットル程度の灯油が必要なようです。


この装置の自動運転は、なかなか難しいのです。というのも、



雪の溶け具合



は、なかなか機械やセンサーでは判別しにくいからです。


そこで、IT機器で環境をよくするシステムの開発に取り組んでいるエコモットという札幌市の企業は、

ロードヒーティングの省エネ運転監視代行サービス「ゆりもっと」を開発しました。


「ゆりもっと」を設置したマンションの駐車場(左)とロードヒーティングのボイラーを制御するネットワーク端末(以下の画像:エコモットのホームページより)


上の駐車場にゆりもっとを設置した後の2008年は、前年に比べて燃料費が60%も節約された


雪の溶け具合を監視する屋外用CMOSカメラ

駐車場などにはKDDI通信モジュールを内蔵したネットワーク端末と、雪の状態を監視するカメラを設置します。

この端末からは、ボイラーのスイッチを遠隔でオン・オフできるようになっています。

携帯電話がつながるところなら使えるので、インターネット回線はいりません。


降雪センサーが雪を感知すると、エコモットに通知が届き、屋外のカメラで監視を始め、監視員がしばらく

雪の様子を見て、積もり始めたと判断してから、ボイラーのスイッチをオンにするという仕組みです。

逆に雪がやんだら、積もった雪が溶けるのを待って、スイッチをオフにします。


なんだ、単純なシステムだな、と思ってはいけません。その効果たるや、


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、



最大で70%の省エネ



が実現できるというのです。


そのわけは、管理人がいるマンションでも、手動でロードヒーティングをコントロールしている時間は

25%しかなく、後は自動運転しているからです。


その結果、雪が溶けた後も路面が乾くまで運転を続けたり、積もらない程度の雪でも降雪センサー

によって運転が始まったりと、無駄が多いからです。


やはり、コンピューターやセンサーよりも、まだまだ人間の目や判断力に勝る分野は多いものですね。


【ネタ提供者のご紹介】
今回、取り上げました「ゆりもっと」の情報は、「CALS斬りっ」という建設ブログを運営する、だいひまじんさんからご提供いただきました。どうもありがとうございました! m(__)m



当サイトでは、皆様からの建設ITネタをお待ちしています。皆様のメールをお待ちしています。
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家入 龍太ケンプラッツ

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