建築用3次元CADやそれに連携する構造解析、エネルギー解析などの様々なソフトを駆使して、

たった2日ほどで建物を設計する「BIMストーム」というインターネット上のイベントがあります。


昨年6月、ロンドンを舞台に行われたとき、日本チームも初参戦し、見事、審査員賞を獲得しました。

その日本バージョンである「Build Live Tokyo 2009


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、



明日の正午にスタート



するのです。


課題は、東京湾岸地域のある場所に、環境技術関連企業の共同研究所施設や会議センター、

展示施設を備えた「環境技術研究センター」を、48時間の間に設計することです。


すでに、日本全国から5チームが参加表明しており、最終的にはもう少し増えるかもしれません。

チーム名も「V-SPEC」、「スカンクワークス」、「the BOMb」、「Hokutosei」などと、個性的です。


「Build Live Tokyo 2009」の進行イメージ(画像:「Build Live Tokyo 2009」のホームページより)


「Build Live Tokyo 2009」のホームページには、すでに課題や敷地条件、参加チーム情報などが紹介されている


開催直前の2月23日、主催者のIAI日本では打ち合わせが行われ、イベント実施に向けての最終調整が行われた


“本家”、「BIMStorm」のホームページでも「BIMStorm Tokyo」として大々的に取り上げられていた

また、チームとは別に熱環境シミュレーションソフトや、天空率解析ソフトのベンダーである

エーアンドエーや環境シミュレーション、生活産業研究所の3社は、



サービスプロバイダー



として参加し、各チームからの依頼でヒートアイランド対策や通風性の解析、斜線制限などの

問題解決を代行することになっています。


このイベントを観戦したいという人は、「Build Live Tokyo 2009」のホームページの

観戦者登録のコーナーで登録すると、IDがもらえて随時、各チームが作成した作品の

進行状況などを見ることができます。


既に、官公庁や建築設計事務所、ゼネコンなどから70人も申し込みが来ているそうです。

ご興味のある方は、ぜひ、観戦してください。


スタートは明日(2/25、水)の正午です。建築界の“48時間耐久レース”の結果は、はたして

どうなるのでしょうか。