3次元まつり大河2009
目次
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【第11回】生産性向上!CALS/ECに盛り込まれた3D活用策
これまでのCALS/ECの取り組みは、紙の図面や書類で行っていた業務を電子化することでした。ところが今年3月中に発表される予定の「CALS/ECアクションプログラム2008」では、3次元CADや3次元マシンコントロールなどを設計、施工、維持管理に取り入れることにより、生産性の向上を図ることが大きな柱…
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【第10回】屋外作業は1日!3Dスキャナーで歴史的建物をモデル化
京都市にある歴史的建物の図面や3次元モデルを作成するため、3Dスキャナーという測量機器が使われました。建物の表面や地形などを、数百万点もの“点群”として測定し、記録するものです。屋外の作業は1日で完了し、図面やモデルの作成スピードも上がりました。
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【第9回】BIM、3D設計業務に向く入出力ハードをチェック
BIMや3次元CADを用いた設計業務では、従来の入出力機器では満足がいかなくなる場合もあります。データ量の多い3次元CADをストレスなく使うために、機能の拡張性が高いワークステーションが望ましい場合もあります。BIMや3次元CADでの設計を効率的に行える入出力機器にはどんなものがあるのか見てみましょ…
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【第8回】世界を超えた!“建築界のF1レース”で示した日本のBIM力
東京の臨海地帯を舞台に、必要な建物の種類や床面積など、与えられた条件に従い、48時間という短い間に建物を設計することを競うインターネット上の設計コンペ「Build Live Tokyo 2009」が2月25日から27日の間、日本で初めて開催され、個性豊かな6チームが技を競いました。
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【第7回】言葉の壁もクリア!中国の現場で威力を発揮した4D動画
前田建設工業の関連会社であるJMは、2008年5月、中国のデベロッパーのマンション建設プロジェクトでBIMを活用した設計、施工をサポートしました。3D、4Dの表現力を活用して構造や施工手順を説明することにより、「言葉の壁」を越えてスムーズな施工を実現できたのです。
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【第6回】BIM時代の新職人!建築家の設計思想をビジュアルに演出
建築家の設計思想などを施主や周辺住民に対してわかりやすくプレゼンできるように、建物のBIMモデルや3次元CADデータを加工し、CGや映像、WEBサイトなどによって表現する。「デザイン・ビジュアライゼーション」という分野で活躍するクリエーターがいます。この世界で新ビジネスを手がける冨田和弘さんの仕事を…
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【第5回】施設管理にもBIMを!米国視察を行ったJFMAメンバーがモデル工事に着手<追加情報あり>
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用し、設計段階から建物の性能を作り込むことによって、運用段階のコストやCO2排出量など削減を追求しようという試みが、日本でも始まりつつあります。
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【第4回】売り上げ2倍の例も!BIM人材がゼネコン、設計事務所の経営を変えた
BIMによって生産性を上げる───この言葉を単なるスローガンではなく、実際にBIMの導入によって業績向上を実現させた建設会社が出始めています。その一例が鳥取県米子市に本社を置く地方ゼネコンの美保テクノス。同社が2004年に建築用3次元CADを導入し、業務に本格活用を始めると同時に、売上高は急上昇。2…
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【第3回】情報を3Dで整理!東電LNG基地の設備管理システムが動き出す
80年代に建設された東京電力のあるLNG(液化天然ガス)基地では、配管やバルブなどの管理に3次元モデルを導入するための準備を行っています。これまでは機器や配管の接続状態を表す「配管系統図」と呼ばれる図を元に管理を行ってきましたが、目的の情報にたどり着くまで相当な手間と時間がかかっていました。そこで、…
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【第2回】現場の生産性を上げる!施工、模型製作に3次元モデルを生かせ
コンピューター上で建物の3次元モデルを作り、設計を進めていく「ビルディング・インフォメーション・モデリング」の活用は、企画設計から基本、詳細設計へと、建設フェーズの上流から下流へと進んでいくのが一般的です。ところが、前田建設工業のBIMは、施工段階での活用から始まりました。
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【第1回】3D土木を2年で普及!中部地整の建設ICT導入研究会が動き出した
いよいよ土木分野でも、本格的な3次元技術の活用が進みそうです。国土交通省中部地方整備局が2008年11月に設立した「建設ICT導入研究会」には、約200社もの建設会社や建機メーカー、ITベンダーなどが参加し、調査、設計、施工・維持管理の建設生産プロセス全体にICT(情報通信技術)の導入と生産性向上の…