最近、公共工事では鉄筋の配筋状態や溶接個所、コンクリートのスランプ試験状況など、ありとあらゆる

ものを工事写真で記録に残すことが求められており、その流れは民間工事や個人の住宅にも広がって

来つつあるようです。


施工担当者にとって、この写真整理は非常に手間ひまかかる仕事です。一つの現場だけでも、日付別の

フォルダを用意して整理したりと大変ですが、複数の物件を同時に施工する住宅などの工事では、

施主別にも管理しなければならないので、大変な仕事になります。


その仕事を、大幅に省力化するシステムが登場しました。



ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、



ケータイで撮って送るだけ



で、サーバーが施主別に写真を整理、閲覧できるようにしてくれるというものです。


福井コンピュータが今日(12/17)、ASPサービスとして新発売した工事進捗管理サービス、

ARCHITREND Do! Photo「現場パットリくん」
というものです。


携帯電話で工事進捗を管理するASPサービスARCHITREND Do! Photo「現場パットリくん」(画像:福井コンピュータのニュースリリースより)


担当者、現場、工種を選んで撮影・送信する4回の操作だけで現場の作業は完了する


サーバーを介して、工務店と施主が情報共有や施主用ホームページを通じてコミュニケーションを図れる


施主用ホームページはいろいろなデザインから選ぶことができる


送信した工事写真は、福井コンピュータのサーバー上に蓄積され、工事写真データベースやアルバム、

施主用ホームページなどで表示されます。


これらの写真はインターネットを通じて、工務店、施主とも、携帯電話やパソコンで見ることができるの

で、工務店側では工事写真にコメントをつけて施工上の指示を出したり、施主側では工事が予定通り

進んでいるかなどを確認できたりと、両者のニーズにあった使い方ができます。


さらに、



工期の遅れも自動チェック



し、自動通知してくれるという機能も搭載しています。


こうしてデジタル化され、整理された情報は住宅の完成後にも活用でき、200年住宅の住宅履歴書などにも

使えるとのことです。


お値段は、初期導入費として税込み10万5000円、年間5棟まで利用できるシステム料金が同10万5000円

です。


防水型のケータイを使えば、住宅工事現場の工事写真用カメラや施工管理用端末として本格的に

使えそうですね。