集中して仕事をしているとき、邪魔なのが人の話し声や時計の音などの「静かな騒音」です。

オフィスが静かであればあるほど、これらの騒音は耳についてきて、仕事の邪魔となります。


そこで、開発されたのが、


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、



騒音を発生するパーティション



なのです。


コクヨが昨日(12/9)に発売した「サウンドマスキングパーティション」というもので、パーティションの

内部にはスピーカーが組み込まれており、下端から空調音に似た騒音を発生させるものです。


「サウンドマスキングパーティション」の構造イメージ(以下の画像:コクヨのニュースリリースより)


打ち合わせスペースに設置した例

「エー、なんでわざわざよりにもよって無意味な音を出すの」と思ってしまいますが、ヒソヒソ話につい

聞き耳を立ててしまうように、内容がわかるかわからないかの話声は人間、聞こえてしまうものです。


騒音の中でも人の声だけが聞こえる現象を



「カクテルパーティー効果」



というそうです。


そこで、もう少し、騒音レベルを上げてやると話声の意味はわからなくなり、仕事に集中できるのだとか。

なるほど、静かすぎるオフィスというのも、かえって業務効率が低下するものなのですね。


このサウンドマスキングシステムは、天井埋設型のタイプもあり、BGM(バック・グラウンド・ミュージック)

機能やセンサー機能のオプションも用意されているそうです。


ちなみに、気になるお値段は計3スパンのブース(H1610mm×W2400mm×D1200mm)で

税込み280万円からだそうです。この値段を高いとみるかどうかは、知的生産性の価値をどの

程度、評価するかで違ってきそうですね。