豊橋技術科学大学といえば、今年の「大学ロボコン」の日本予選で、強豪の東大を破って優勝。

8月にインドで行われた世界大会でも見事、3位に入賞した実力を誇ります。


汗と涙で栄光を勝ち取るまでの活躍をテレビで見て、感動した人も多いでしょう。

同大学のIT活用技術は、ロボコンだけでなく建設工学系  建築コースだって負けてはいません。



10月2日に行われた実習では、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、「サザエさん」でおなじみの



磯野波平宅を3Dプリンタで作成



するという、画期的な挑戦を行ったからです。


3Dプリンタで作成した着色済み完成品の「磯野波平宅」の模型(以下の写真:鈴木淳文氏提供、松島史朗氏撮影)


豊橋技科大で行われているSketchUpと3Dプリンタの実習風景。同大学の松島史朗研究室が企画した


実習で使われている3Dプリンタ「Z450」


3Dプリンタの中で粉体に埋まって完成した模型を“発掘”しているところ


この実習は大学4年生から大学院修士課程までの20人が受講しており、GoogleSketchupやAutoCAD

3dsMaxなどの3次元モデリングソフトと、3Dプリンタ「Z450」を使っています。


講師を務めるのは、レプリの鈴木淳文さんです。


第1回目の授業でSketchUpや3Dプリンタの基礎、2回目に磯野邸のモデリング作業を行い、

第3回目となるこの日に、いよいよ3Dプリンタによる造形を行いました。



今後、1年間をかけて建築分野の3Dモデリングや模型の製作方法をじっくりと学び、



豊川の商店街の景観整備



も行うそうです。



建設系の学科でも、3Dモデリングや、そのデータから模型や試作品を即座に作るラピッドプロトタイピング

の実習を行うとは、さすが、大学ロボコン日本一の大学だけありますね。




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