2008/04/03
管理人のイエイリです。
無線LANで使われる電波は、免許も不要なだけあって、一般のトランシーバーなどに比べて非常に
出力が小さく、通信距離もせいぜい数百メートルというのが普通です。
ところが、このほど鹿児島県指宿市と竹島の間で行われた実験で、
ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
47.5kmの日本新記録が出た
のです。
しかも、実効速度8Mbps のブロードバンド通信ですから、インターネット電話や大きなファイルもスイスイと
送れるほどの通信だったわけですね。
この実験は、鹿児島大学学術情報基盤センターと三島村が、日本無線、指宿市教育委員会、
NTT 西日本-南九州の協力により、鹿児島県指宿市と同鹿児島郡三島村の竹島間で行われたそうです。

実験に使用した機器の構成(以下の画像、写真:日本無線のニュースリリースより)
![]()
実験の現場。左が指宿側、右が竹島側
この実験で使ったのは、2.4GHz帯の無線LANで、免許不要で誰でも使えるものです。
アンテナには利得24dBiの「グリッドパラボラ」を使ったそうです。
アマチュア無線でも、高い周波数で遠くの局と交信する場合には、少しでも見通しのいいところに
行こうと、山に登ったりするものですが、この実験でも指宿側のアンテナ標高は47m、竹島側は76mと
高いアンテナを使っています。
この実験がもつ意味は大きいですよ。
こんなに小さな設備で、長距離の高速通信ができることがわかったわけですから、離島や山岳部の
デジタルデバイド解消
の経済的な方法として、今後、活用がされてくるわけです。
外出先や出張先では、モバイルPCを持っていきますが、まだPHSでインターネットにつなぐ必要が
あることも多いですが、モバイル環境の改善にも使えるといいですね。
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