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【第10回】 Google Earthに建物モデルを表示してみよう

2007/06/11

第7回から第9回にかけて、実際に建っている建物のモデリングに挑戦してみました。手順が多く少し大変だったかもしれませんが、慣れるとそれほど難しくはありません。Google SketchUpはコマンドの数や複雑な機能が少なく、本格的なモデリングを行おうとすると操作手順が多くなる傾向があります。しかし、それは逆に言えば覚えるべきコマンドが少なく、直感的に操作でき、慣れるのもはやいということでもあります。

本格的な建物モデルができたので、さっそくGoogle Earthで見てみることにしましょう。Google Earthで建物を表示させるなら、面の数が多い複雑な形状のものより、今回作成したような外観写真を貼り付けた3次元モデルの方が軽快に動作し、よりリアルに表示させることができます。

今回は実在の建物をモデリングしたので、Google Earth上でも実際の敷地と同じ場所に配置してみます。グランキューブ大阪は大阪・中之島の西端に建っていますので、Google Earthの[検索]パネル[ジャンプ]タブにあるテキストボックス[34 41 21.67 N, 135 29 10.55 E] (北緯34度41分21.67秒、東経135度29分10.55秒)と入力し、[検索]ボタンをクリックしてください。



大阪・中之島にジャンプし、グランキューブ大阪の航空写真が表示されたら、おおよそ建物全体が納まるくらいの範囲を表示させます。Google Earthの[レイヤ]パネル[地形]レイヤにチェックを付け、Google SketchUpの[Get Current View]ボタンをクリックすると、現在Google Earthに表示されている航空写真のモノクロ画像が、正しい方位とスケールで取り込まれます。




あとは、第5回と同様の手順でGoogle Earthから取り込んだ航空写真と地形上の正しい位置に建物モデルを配置していきます。建物モデルはあらかじめグループ化し、[View]メニュー[Edge Style - Display Edges]にチェックを付けて建物モデルのエッジを表示しておきます。また、[Camera]メニュー[Parallel Projection]を選択し、表示方法を平行射影にしておくと作業がしやすくなります。

ツールバーの[Toggle Terrain]ボタンをオフにし、配置位置や角度を調整します。航空写真では建物が斜め上から撮影されている場合があるので、屋根面で合わせるのではなく建物の足元に合わせるようにします。また、建物モデルの底面を地盤面の高さに合わせるときは、[Toggle Terrain]ボタンをオンにして地形([Google Earth Terrain]レイヤ)を表示してください。




建物モデルが配置できたら、[View]メニュー[Edge Style][Display Edges]のチェックを外し、建物モデルのエッジを非表示にします。それから、長さの単位がミリメートルになっているとGoogle Earthで表示したときなぜか色がおかしくなることがあるので、[Window]メニュー[Model Info]を選択して[Model Info]ダイアログを開き、[Model Info]ダイアログ[Units]パネルで長さの単位([Length Units])をミリメートル([Millimeters])以外の単位に設定します。

ツールバーの[Place Model](モデル配置)ボタンをクリックすると、建物モデルがGoogle Earth上の正しい場所に表示されます。建物モデルは、[場所]パネルにある[保留]フォルダ[SUPreview2]という名前のフォルダとして登録され、[SUPreview2]の左側にあるチェックボックスをオン・オフすると、建物モデルの表示・非表示を切り替えることができます。



ところでGoogle Erathでは、Google SketchUpから取り込んだ建物モデルに説明文や画像、Webサイトへのリンクを表示したり、Google Earthで現在表示しているアングルなどを保存して、その建物モデルのデフォルトのビューにすることができます。

[SUPreview2]フォルダの右クリックメニューから[プロパティ]を選択すると、[フォルダを編集]ダイアログが表示されるので、[名前]欄にはタイトルを、[説明]タブ[説明]欄にはコメントや画像、Webサイトへのリンクなどの簡単なHTMLを記述します。また、現在のビューを保存するには、[表示]タブ[現在のビューのスナップショット]ボタンをクリックします。

建物モデルのフォルダをクリックすると、先ほど保存したビューで表示され、同時に建物モデルに吹き出しが現われて、説明文や画像、Webサイトへのリンクなどが表示されます。




第5回で説明したように、建物モデルはフォルダの右クリックメニューから[名前をつけて保存…]を選択し、KMZファイルとして保存することができます。このKMZファイルをGoogle Earthをインストールしている人に渡せば、説明文や画像、Webサイトへのリンク付きの建物モデルを見てもらうことができます。


※ 「【入門講座グーグルアースにビルを建てよう!」は、原則として毎週月曜日に更新します。

●著者プロフィール●

SeaGate

大阪の建築設計事務所に勤務する一級建築士。Google SketchUpを使ってさまざまな3次元モデルを作成し、Google 3Dギャラリーに登録している。Google Earthに採用されたモデルには、大阪城国会議事堂など日本の代表的建築物のほか、蒸気機関車のC62などもある。SeaGate Blogを更新中。http://www11.plala.or.jp/seagate/


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