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【第8回】本格的な建物モデリングに挑戦しよう(その2)

2007/05/28

今回は、前回に引き続き残りのカーテンウォール部分のコンポーネントを仕上げ、北面と西面を作成していきます。実物のグランキューブ大阪には北面と南面のカーテンウォールの外側に円弧状のフレームが付いていますので、3次元モデルではカーテンウォールに丸みを持たせて雰囲気を出すことにしましょう。

[Rotate]ツールでカーテンウォールの断面図をY軸(緑色)を中心に90度回転して垂直に立て起こします。回転軸をうまくY軸(緑色)に合わせられない時は、あらかじめ直方体などを作図しておき、いったんマウスポインタを直方体の垂直面に置いて分度器の色が緑色になるようにし、[Shift]キーを押しながら回転の中心をクリックします。

カーテンウォールの断面図を立て起こしたら、[Push/Pull]ツールでカーテンウォールの幅分(36,600)押し出します。[Line]ツールでカーテンウォールの端部に適当な長さの補助線を垂直に引き、北面から切り出したカーテンウォールの元図を選択して[Move/Copy]ツールでカーテンウォールの真上に移動します。




カーテンウォールの曲面部分に写真画像を貼り付けます。曲面部分は今までの手順ではうまく画像貼り付けることができないので、北面から切り出したカーテンウォールの元図からマテリアルを抽出して曲面に正投影するようにします。

[Paint Bucket]ツールを選択すると[Materials]ブラウザが表示されるので、[Sample Paint]ボタンをクリックしてマウスポインタを元図の画像の上に置くと、マウスポインタが先端に四角形の付いたスポイトのアイコンに変わります。元図の画像をクリックするとマテリアルが抽出され、マウスポインタがペンキ缶のアイコンに変わるので、カーテンウォールの曲面の上でクリックすれば曲面に画像が正投影されます。




写真画像が正投影できたら、左右両側の側面にも写真画像を貼り付けましょう。こちらは平面なので今まで通りの手順で貼り付けることができます。画像を貼り付けたら補助線とカーテンウォールの元図を[Eraser]ツールで削除し、カーテンウォールをすべて選択して[Create Component]ダイアログ[Replace selection with component]にチェックを付けてコンポーネント化します。

>> cw_north2r.jpg (北面カーテンウォール右側面)
>> cw_north2l.jpg (北面カーテンウォール左側面)




カーテンウォールやブレース、庇(バルコニー)のコンポーネントができたので、[Move/Copy]ツールを使用して図のように北面の開口部にはめ込んでいきます。[Move/Copy]ツールでは、移動・コピー後にキーボードから[x3][Enter]などと入力すると配列コピーできます。最後に、最上階の窓部分を[Push/Pull]ツールで1,400押し込めば北面の完成です。




北面ができたので、同様の手順で西面を作成していきます。上部のカーテンウォールと下部のブレースおよび庇をそれぞれ[Create Component]ダイアログ[Replace selection with component]にチェックを付けてコンポーネント化します。




ブレースのコンポーネントをダブルクリックして編集モードに入り、[Push/Pull]ツールでブレースの上下にある庇部分を1,570押し出します。また、同様の手順でカーテンウォール部分を1,400押し込みます。




西面の開口部は左右対称なので、まず左側の開口部にカーテンウォールやブレースのコンポーネントをはめ込み、右側はコピー後左右反転して作成することにします。カーテンウォールやブレースのコンポーネントを[Move/Copy]ツールで図のように左側の開口部にはめ込み、最上階の窓部分を左右両側とも[Push/Pull]ツールで1,400押し込みます。




左側の開口部にはめ込んだカーテンウォールやブレースのコンポーネントをすべて選択し、[Move/Copy]ツールで右側の開口部へコピーします。コピーしたコンポーネントをすべて選択し、[Scale]ツールをクリックすると選択したコンポーネントの周囲に黄色のグリップが現れます。[Ctrl]キーを押しながら右側面中央のグリップを左のほうにドラッグし、グリップの反対側の線上でクリックすれば左右を反転することができます。

このように[Scale]ツールは拡大・縮小だけでなく、上下左右の反転を行うこともできます。また、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると、選択した図形の中心を基点として拡大・縮小および反転することができます。




次回は屋根面を作成し、立面と貼り合わせて建物モデルを完成させます。[File]メニュー[Save]を選択し、ここまでの作業をファイルに保存しておきましょう。


※ 「【入門講座グーグルアースにビルを建てよう!」は、原則として毎週月曜日に更新します。

●著者プロフィール●

SeaGate

大阪の建築設計事務所に勤務する一級建築士。Google SketchUpを使ってさまざまな3次元モデルを作成し、Google 3Dギャラリーに登録している。Google Earthに採用されたモデルには、大阪城国会議事堂など日本の代表的建築物のほか、蒸気機関車のC62などもある。SeaGate Blogを更新中。http://www11.plala.or.jp/seagate/


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