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【第6回】 世界中の3次元モデルを活用しよう

2007/05/14

前回は、建物の3次元モデルをGoogle Earth上に表示してみました。ところで、世界中の多くのユーザーがGoogle SketchUpで作成した作品を公開したり、Google Earthで表示したりして楽しんでいます。今回は、他の人が作成した3次元モデルを利用したり、自分が作成した作品を静止画やアニメーションなどに書き出して利用する方法をいくつか紹介します。

Googleは、Google SketchUpで作成した3次元モデルをインターネット上で共有することができるWebサイト「Google 3Dギャラリー」を提供しています。Google 3Dギャラリーでは、世界中のユーザーが作成したGoogle SketchUpやGoogle Earth用の3Dモデルが公開されています。公開されている作品には、建物や橋、家具や彫刻、乗り物や樹木、人物や動物などさまざまな種類のものがあり、Google SketchUpやGoogle Earthに取り込んで利用することができます。

Google 3Dギャラリーを利用するには、Webブラウザで下記のWebサイトにアクセスします。

>> http://sketchup.google.co.jp/3dwarehouse/

Webサイトにアクセスすると次のようなページが表示されます。ページの先頭には検索用のテキストボックスなどがあり、上段にはもっとも人気のある作品の縮小画像一覧が、中段には最近公開された作品の縮小画像一覧が、また、下段にはGoogleがピックアップしたお勧めの作品の縮小画像一覧が表示されています。




テキストボックスに検索キーワードを入力して[検索]ボタンをクリックすると、指定したキーワードに関連した3次元モデルを検索することができます。検索キーワードには日本語も使用できるのですが、Google 3Dギャラリーは世界中のユーザーが利用しているので、ほとんどの作品には英語のタイトルやキーワードが付けられています。

気に入った作品が見つかったら、作品の左側にある縮小画像かタイトルをクリックしてみましょう。作品の詳細ページが開き、作品の拡大画像や作者名、説明などが表示されます。また、Google Earth用の3次元モデルが用意されている時は、Googleマップでその位置も表示されます。




作品をダウンロードするには、[Google SketchUpで表示]または[Google Earthで表示]ボタンをクリックします。[ファイルの保存]ダイアログが表示されるので、[保存]ボタンをクリックして適当なフォルダに保存してからSkecthUpやGoogle Earthで開くか、[開く]ボタンをクリックします。[開く]ボタンをクリックした場合は、自動的にSkecthUpやGoogle Earthが起動してダウンロードしたファイルが開きます。

公開されている作品を利用したり表示して楽しむだけでなく、他の人が3次元モデルをどのようにして作成しているか見ることができるので、Google SkechuUpで実際に3次元モデルを作る時のよい参考になります。なお、自分が作成した作品をGoogle 3Dギャラリーで公開する方法は、別の回で説明する予定です。

ところで、せっかく苦労して作成した作品なら多くの人に見てもらいたいこともあるでしょう。Google SketchUpで表示されている画面はJPEGやPNG形式の画像として保存できるので、ホームページやブログにアップロードすることができます。画像の書き出しは[File]メニュー[Export - 2D Graphic]で行います。なお、無償版のGoogle SketchUpでは保存できる画像サイズがウィンドウの大きさに制限されていますが、有償版のGoogle SketchUp Proではより高い解像度で保存できます。

画像として保存する時は、影を表示するとグッとリアリティが増します。影を表示するには[View][Shadows]にチェックを付けます。また、[Window]メニューの[Shadows]をクリックすると[Shadow Setting]ダイアログが表示され、日付や時刻、太陽光の明るさや影の濃さを指定することもできます。無償版のGoogle SketchUpでは緯度・経度を設定する機能がありませんが、前回説明したように、Google Earthから地形データを取り込むと正しい緯度・経度に設定されます。ただし、この場合は時刻がずれていることがあるので注意が必要です。



Google SketchUpでは、複数の視点をつなぎ合わせて簡単なアニメーションを作成することもできます。作成したアニメーションはAVI形式の動画ファイルとして保存できるので、YouTubeやGoogle Videoなどの動画共有サイトにアップロードすれば多くの人に見てもらうことができます。

アニメーションは、表示画面などが保存された複数のシーンを作成し、シーンを切り替えることで作成します。[Orbit](オービット)ツールなどで表示するアングルを決め、[View]メニュー[Animation - Add Scene]をクリックします。すると、画面上部にシーンタブが追加されるので、この作業を繰り返してシーンを作成していきます。




画面上部に追加されたシーンタブをクリックしていくと、自動的にシーンとシーンがスムースに切り替わっていくのがわかります。後は、[File]メニュー[Export - Animation…]からAVI形式の動画ファイルとして書き出せばOKです。例として、簡単なアニメーションをGoogle Videoにアップロードしてみました。Webブラウザで下記のアドレスにアクセスしてみてください。

>> http://video.google.com/videoplay?docid=-2854649463869550071

作品を見てもらいたい人がGoogle Earthをインストールしている時は、Google Earth用のKMZ形式のファイルを利用することもできます。KMZファイルは前回説明したように、一度Google Earthに取り込んでからGoogle Earthで保存することもできますが、Google SketchUpから直接書き出すこともできます。KMZファイルの書き出しは[File]メニュー[Export - 3D Model…]で行いますが、[Export Model]ダイアログ[Export Type]では通常[Google Earth 4 (*.kmz)]を選択してください。


※ 「【入門講座グーグルアースにビルを建てよう!」は、原則として毎週月曜日に更新します。

●著者プロフィール●

SeaGate

大阪の建築設計事務所に勤務する一級建築士。Google SketchUpを使ってさまざまな3次元モデルを作成し、Google 3Dギャラリーに登録している。Google Earthに採用されたモデルには、大阪城国会議事堂など日本の代表的建築物のほか、蒸気機関車のC62などもある。SeaGate Blogを更新中。http://www11.plala.or.jp/seagate/


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