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【第5回】 Google Earthで3次元モデルを見てみよう

2007/05/07

Google Earthは、Googleが無償で公開している3次元の地球儀ソフトで、地球上のあらゆる場所を高解像度の航空写真や衛星写真で眺めることができます。今回は、前回作成した建物の3次元モデルを実際にGoogle Earthの上に建ててみましょう。

第1回目で説明したように、Google SketchUpにはGoogle Earth上にビルなどの3次元モデルを建てる仕組みが用意されています。Google EarthとGoogle SketchUpの間でデータのやり取りを行う時は、両方とも起動させた状態で行う必要がありますので、SketchUpに前回作成した建物モデルが表示されている状態でGoogle Earthを起動してください。

まず、Google Earthで建物を建てたい場所をズームアップします。[検索]パネル[ジャンプ]タブにあるテキストボックスに住所を入力し、[検索を開始]ボタンをクリックすると指定した場所へダイレクトにジャンプすることができます。今回は練習なので場所はどこでもかまいませんが、建物がおおよそ納まるくらいの範囲を表示させてください。

目的の場所が表示できたら[レイヤ]パネル[地形]レイヤにチェックを付け、Google SketchUpのツールバーにある[Get Current View](現在の視点取得)ボタンをクリックします。しばらくすると、現在Google Earthに表示されている航空写真のモノクロ画像が、正しい方位とスケールで取り込まれてきます。




建物モデル全体を選択し、取り込まれた航空写真に合わせて [Move/Copy]ツール[Rotate]ツールで平面上の位置や角度を修正します。なお、Google Earthから取り込まれた航空写真は編集できないようにロックされています。

[Rotate]ツールで回転する時は、分度器の色が青色になっている状態で回転の中心点をクリックして回転させます。中心点を指定する前に、いったんマウスポインタを航空写真などの水平面上に置いて分度器の色が青色になるようにし、[Shift]キーを押しながら回転の中心点をクリックすれば、回転軸を青色(Z軸)に固定することができます。




地形に高低差がある時は、建物モデルの底面を地盤面の高さに合わせておく必要があります。ツールバーの[Toggle Terrain](地形表示切り替え)ボタンをクリックすると、Google Earthから取り込まれた航空写真が高低差のある地形表示に切り替わるので、建物モデルの底面が地盤面に接するように [Move/Copy]ツールでZ軸(青色)方向に移動します。

[Move/Copy]ツールでZ軸方向に移動する時は、移動元に建物モデルの底面の頂点を指定してキーボードで[上矢印]または[下矢印]を1回押します。すると、移動方向が青色(Z軸)方向に固定されるので、そのままマウスポインタを地形面上に動かして、ピンク色の点と[Constrained on Line Intersect Plane]というツールチップが表示される場所でクリックします。そうすれば、正確に建物の底面を地盤面上に接地させることができます。




建物モデルを正しい位置と高さに配置できたら、いよいよGoogle Earthで表示してみます。その前に、[View]メニュー[Edge Style][Display Edges](エッジの表示)のチェックを外しておいてください。Google Earthで建物モデルを表示する時、エッジが表示されていると見苦しくなってしまうことがありますが、このチェックを外しておくとエッジが表示されません。

ツールバーの [Place Model](モデル配置)ボタンをクリックすると、Google Earth上に建物モデルが表示されます。また、Google Earthでは、[レイヤ]パネル[建物の3D表示]にチェックを付けると、日本国内の多くの都市で簡易な建物の3次元モデルが表示されるので、SketchUpで作成した建物モデルと同時に表示すると迫力のある都市モデルになります。ただし、すでに簡易な建物モデルが建っている場所では、残念なことに単純に重なって表示されてしまいます。




Google Earthで建物モデルをいろいろな方向から眺めてみてください。どうですか? なかなかリアルに表示されていると思いませんか? ここではGoogle Earthの操作方法などについては詳しく触れませんが、Google EarthのWebサイトには日本語のユーザーガイドやヘルプセンターが用意されていますので、初めてGoogle Earthに触れる方は一度読んでみてください。

>> http://earth.google.co.jp/userguide/v4/
>> http://earth.google.co.jp/support/

ところで、Google SketchUpから取り込まれた建物モデルは、[場所]パネルにある[保留]フォルダ[SUPreview2]という名前のフォルダとして登録されています。[SUPreview2]の左側にあるチェックボックスをオン・オフすると、建物モデルの表示・非表示も切り替わるのがわかります。

また、[保留]フォルダに登録された建物モデルはGoogle Earth終了時に削除されてしまうので、残しておきたい場合は[SUPreview2]を右クリックして表示されるメニューで[「お気に入り」に保存]を選択して[お気に入り]フォルダに登録するか、[名前をつけて保存…]を選択してファイルとして保存することができます。

※ 「【入門講座グーグルアースにビルを建てよう!」は、原則として毎週月曜日に更新します。

●著者プロフィール●

SeaGate

大阪の建築設計事務所に勤務する一級建築士。Google SketchUpを使ってさまざまな3次元モデルを作成し、Google 3Dギャラリーに登録している。Google Earthに採用されたモデルには、大阪城国会議事堂など日本の代表的建築物のほか、蒸気機関車のC62などもある。SeaGate Blogを更新中。http://www11.plala.or.jp/seagate/


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