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【第3回】簡単な3次元モデルを作ってみよう(その2)

2007/04/16

前回は、[Push/Pull](プッシュ/プル)ツールなどを使って簡単な3次元モデルを作成してみました。Google SketchUpには、他にも3次元モデルを作成したり編集するためのさまざまなツールが用意されています。今回は、Google SketchUpで3次元モデルを作成する上で最低限必要となる基本的な作図・編集ツールを紹介します。

Google SketchUpの基本的な作図・編集ツールは、起動時に表示される[Getting Started]ツールバー(下図)に集められています。[Getting Started]ツールバー以外にも、ExcelやWordなどと同様に用途ごとにグループ化された多数のツールバーがあり、必要に応じて[View]メニュー[Toolbars]から表示することができます。

Google SketchUpの操作に慣れてきたら、まずは[Getting Started]ツールバーの代わりに[Standard]および[Large Tool Set]ツールバーを使用するとよいでしょう。




■ 作図ツール

Google SketchUpの作図の基本は、平面上に長方形や円、直線や円弧などで閉じた図形を描き、面を作成することです。一つの面を直線や円弧で別々の面に分割したり、面の上に長方形や円などを描いて穴を開けることもできます。作図ツールには、以下に示すツールのほか、フリーハンドで連続した直線を描く[Freehand](自由曲線)ツールなどがあります。




■ 編集ツール

作図ツールで作成した図形を編集したり立体化するためのツールで、多くのツールが[Move/Copy](移動/コピー)ツールのように[Ctrl]キーを押すたびに機能が切り替わるようになっています。編集ツールには、以下に示すツールのほか、選択した図形を拡大・縮小する[Scale](拡大/縮小)ツールやパスに沿って回転体などを作成する[Follow Me](フォローミー)ツールなどがあります。



[Getting Started]ツールバーにあるツールのうち、 [Orbit](オービット)ツールなどの視点の移動や画面の拡大縮小を行うためのツールは前回紹介しました。 [Get Current View](現在の視点を取得)などのGoogle EarthやGoogle 3Dギャラリーと連携するためのツールは別の回に説明する予定です。

さて、説明はこれくらいにして、実際にこれらのツールをいくつか試してみることにしましょう。前回と同様の手順で [Rectangle](長方形)ツールを使って四角形を描き、[Push/Pull]ツールで直方体にします。 [Select]ツールを選択し、出来上がった直方体を囲むようにドラッグするかトリプルクリック(3回連続してクリック)すると直方体全体が選択されるので、[Move/Copy]ツールで適当な場所へ移動します。この時[Ctrl]キーを1回押すとマウスポインタに[+]のマークが現れて、移動ではなくコピーすることができます。


次は [Eraser]ツールを選択し、直方体の辺をどれか一本なぞってみてください。なぞった辺が削除され、辺が構成していた面もなくなってしまいます。 [Line](直線)ツールを選択し、削除した辺を元のように書き加えてみましょう。頂点付近にマウスポインタを近づけると緑色の点と[Endpoint](端点)というツールチップが表示され、正確に端点から端点に線を引くことができます。線が引かれると同時に面も自動的に作成されるのがわかります。



最後に、前回と同様に直方体の上面を [Line]ツールで2つの面に分割し、[Select]ツールで分割した線だけを選択して [Move/Copy]ツールで上方向へ移動してください。

移動中、最初にクリックした点からマウスポインタに向かって点線で補助線が表示されますが、マウスをまっすぐ上方向に移動すると補助線が青色になり、[On Blue Axis](青色の軸上)というツールチップが表示されます。ます。これは前回説明したように、移動しようとしている方向がZ軸(青色)に平行であることを表しています。

Google SketchUpは3次元モデルを常に一方向の視点から表示しますので、3次元空間のどちらの方向へ動かしているのか把握するのが難しい場合がありますが、補助線の色を見ればどの座標軸と平行に操作しているのかが正確にわかります。

選択した線を真上に移動すると、線に接している面も追随して切妻屋根のような形になります。ついでに、[Rectangle]ツールで直方体の側面に四角形を描き加え、 [Push/Pull]ツールで書き加えた四角形の面を直方体の中に少し押し込み、窓のようなものを作って見ましょう。この時、向かい側の面まで押し込むと、穴を開けることができます。




後は、これらのツールを使って自由に3次元モデルを作成してみてください。落書き感覚で楽しみながら作成しているうちに、何となく操作方法がつかめてくるはずです。失敗しても大丈夫。ExcelやWordと同じように[Ctrl]+[Z][Ctrl]+[Y]キーで元に戻したり繰り返したりすることができますから。


※ 「【入門講座グーグルアースにビルを建てよう!」は、原則として毎週月曜日に更新します。

●著者プロフィール●

SeaGate

大阪の建築設計事務所に勤務する一級建築士。Google SketchUpを使ってさまざまな3次元モデルを作成し、Google 3Dギャラリーに登録している。Google Earthに採用されたモデルには、大阪城国会議事堂など日本の代表的建築物のほか、蒸気機関車のC62などもある。SeaGate Blogを更新中。http://www11.plala.or.jp/seagate/


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