外環道や横浜環状線の工事ラッシュ

 もう一つの動きが工事ラッシュだ。東京外かく環状道路(外環道)を筆頭に、15年以降は発注や着工の予定が目白押しだ。

 特に本格化を目前に控えた現場の一つが、大泉JCT―東名JCT間(16.2km)だ。既に本線トンネルの受注者は決定済み。一部の現場ではたて坑構築後、15年度のシールド工事着手が見込まれる。ランプ部の拡幅工事の発注にも注目が集まる。

 横浜環状線も15年度は多くの現場が稼働する。北西線は14年11月に起工式をしたばかり。既に本線シールドやたて坑、開削トンネルの工事の入札を公告しており、15年春に受注者が決定する。

たて坑の建設現場となる横浜市緑区北八朔町内で2014年11月7日に開催された横浜環状北西線の起工式。中央が林文子市長、向かってその右隣が首都高速道路会社の菅原秀夫社長(写真:日経コンストラクション)
たて坑の建設現場となる横浜市緑区北八朔町内で2014年11月7日に開催された横浜環状北西線の起工式。中央が林文子市長、向かってその右隣が首都高速道路会社の菅原秀夫社長(写真:日経コンストラクション)

※日経コンストラクション2015年1月12日号特集「2015年の土木界 前編」から抜粋し一部加筆しました。

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