東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)は8月27日、北陸新幹線の長野-金沢間について運行計画を発表。開業日は2015年3月14日、最速の列車は東京から金沢まで2時間28分、富山まで2時間8分で結ぶことを明らかにした。

 各列車の運転本数は計59往復。東京と金沢を結ぶ列車は、速達型の「かがやき」を10往復、停車型の「はくたか」を14往復運転する。加えて富山-金沢間のシャトルタイプの「つるぎ」が18往復のほか、長野-金沢間を結ぶ停車型「はくたか」も1往復設定する。東京と長野を結ぶ従来タイプの「あさま」は16往復を運行する。

 使用する車両は北陸新幹線向けに開発して、既に一部が運行している。「”和”の未来」をコンセプトにJR東日本が開発したE7系と、そのJR西日本版であるW7系の12両編成だ。東京-長野間の「あさま」の一部には現行のE2系8両編成を使う。

北陸新幹線の長野-金沢間開業に向けて変わり始めたJR飯山駅周辺。土地区画整理事業や駅前広場、駐車場、駅合築都市施設、JR飯山駅移設統合などの各事業が進行中。2012年夏ごろ撮影(写真:大野 雅人)
北陸新幹線の長野-金沢間開業に向けて変わり始めたJR飯山駅周辺。土地区画整理事業や駅前広場、駐車場、駅合築都市施設、JR飯山駅移設統合などの各事業が進行中。2012年夏ごろ撮影(写真:大野 雅人)

JR西日本の金沢支社が行った会見の模様。左がJR西日本の真鍋精志社長、右がJR東日本の原口宰常務(写真:JR西日本)
JR西日本の金沢支社が行った会見の模様。左がJR西日本の真鍋精志社長、右がJR東日本の原口宰常務(写真:JR西日本)

北陸新幹線の長野-金沢間開業時の列車種別と停車駅(資料:JR東日本・JR西日本)
北陸新幹線の長野-金沢間開業時の列車種別と停車駅(資料:JR東日本・JR西日本)

北陸新幹線の長野-金沢間開業で消滅する在来線の列車もある。写真は妙高高原駅に停車中の快速「妙高」(写真:大野 雅人)
北陸新幹線の長野-金沢間開業で消滅する在来線の列車もある。写真は妙高高原駅に停車中の快速「妙高」(写真:大野 雅人)