横浜市は8月から、市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅(同市青葉区)~小田急線新百合ケ丘駅付近(川崎市麻生区)間延伸の事業化に向けた基礎的な調査に着手した。

 延伸区間は約7kmで、実現すれば都営大江戸線(40.7km)を抜いて日本一長い地下鉄路線になる。また、横浜市営ながら両端のターミナルが市外に位置する路線ともなる。2015年3月までの約8カ月間、事業化に向けたルートの検討や地質調査などを実施する。

点線が調査に着手した延伸区間。オレンジ色の部分が横浜市内で、あとの半分は川崎市内となる。太い線で描かれているのは、既に事業中の「神奈川東部方面線」(資料:横浜市)
点線が調査に着手した延伸区間。オレンジ色の部分が横浜市内で、あとの半分は川崎市内となる。太い線で描かれているのは、既に事業中の「神奈川東部方面線」(資料:横浜市)

あざみ野駅前。東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる、横浜市青葉区の主要駅だ(写真:小佐野カゲトシ)
あざみ野駅前。東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる、横浜市青葉区の主要駅だ(写真:小佐野カゲトシ)

小田急線新百合ケ丘駅。ブルーラインが開業すればあざみ野駅までは11分で結ばれる(写真:小佐野カゲトシ)
小田急線新百合ケ丘駅。ブルーラインが開業すればあざみ野駅までは11分で結ばれる(写真:小佐野カゲトシ)