深刻化する福島第一原子力発電所の汚染水問題の抜本対策として国が建設を決めた「凍土遮水壁」。原子力規制委員会が安全性に疑問を呈し、6月中の着工を目指す東京電力や資源エネルギー庁との間で議論が続いていたが、5月26日の「特定原子力施設監視・評価検討会」で、ようやく着手を容認する見解が示された。着工に向けて動き始めたタイミングを捉えて、改めて凍土遮水壁の計画や用いられる技術について解説する。
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