京都府内にあるごみ処理施設の擁壁トラブルを巡る訴訟で、地盤改良を本当に実施したかどうかなどについて、発注者と施工者らの主張が真っ向から対立している。京都地方裁判所は3月28日付の一審判決で、地盤改良の形跡が見当たらないなど施工に不備があったとして、施工者の日立造船と設計・監理者のウエスコに対して、連帯して約5億5000万円を発注者に支払うよう命じた。一方、実施設計のとおりに地盤改良したと主張していた日立造船は、判決を不服として4月14日に大阪高等裁判所に控訴した。ウエスコも4月10日に控訴している。
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