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道路の三次元データで車の自動運転システム開発へ

2014/02/12

 ゼンリンは道路の三次元データを収集して高精度地図データを作成し、自動車メーカーが開発に取り組む自動運転システムに提供する方針を明らかにした。道路を含む構造物を対象とする三次元データの取得技術は、測量会社などを担い手として高度化している。道路の精密な三次元データが、補修工事のような事業向けの用途だけでなく、民生用の機器にも活用できる可能性が示された。

高精度地図データのイメージ画像。信号機がある道路の交差点を三次元で示している(資料:ゼンリン)

 同社は現在、レーザー計測器やカメラ、GPS(全地球測位システム)機能を持つ専用の計測車両で、各地の道路の三次元データなどを集めている。レーザー計測器で集めた三次元の点群情報とカメラで撮影した現地の画像を組み合わせて、自動車メーカーのADAS(先進運転支援システム)に利用できる三次元の地図データとする考えだ。自動車が走れる国内の道路は全てデータ収集の対象とすることを検討中で、地図データが完成して利用可能となる時期は未定だという。

 盛り込む情報は道路の延長や形状だけでなく、路面標示や車線、ガードレール、信号機、電柱などにまで及ぶ。そのため、元の点群情報は電子データとして重くなる。ADASでは地図データを電波に乗せて車載端末へ配信することが求められるので、同社は精度の高さを保ったままデータを軽くしていくことを、今後の研究開発での重要な課題の一つと位置付けている。

計測車両から見た道路(上)と、同じ場所を対象にレーザー計測器で収集した点群情報(下)(資料:ゼンリン)

安藤 剛日経コンストラクション

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