広島市内を通る国道2号と西広島バイパスの騒音などを巡る控訴審で、広島高等裁判所は1月29日、住民ら54人に対する騒音被害を認め、国と広島市に合計約3500万円を支払うよう命じた。2010年5月の広島地方裁判所の判決では認めていなかった沿道に勤務する人への被害を認定したほか、夜間室内で受忍できる騒音の限界を引き下げた。バイパスの延伸工事の差し止め請求は退けた。
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