東村山駅はホームを集約

 この立体交差化に伴って、東村山駅は高架構造とする。現在は3面6線の島式ホームを設置している駅を、2面4線に集約して高架化する。西武鉄道によれば、国分寺線と西武園線は単線で営業しており、集約しても運行に影響はないという。

東村山駅のホームから国分寺、新宿方向を望む(写真:山崎 一邦)
東村山駅のホームから国分寺、新宿方向を望む(写真:山崎 一邦)

高架化する東村山駅の横断図(資料:東京都)
高架化する東村山駅の横断図(資料:東京都)

 むしろ、ホームの集約によって、西武新宿線から国分寺線に乗り継ぐ場合などに利便性が高まるとみている。現状では駅の東端にある西武新宿線ホームから国分寺線に乗り換える場合、跨線橋で西端のホームまで渡らなければならないからだ。

 東京都によれば、東村山駅周辺の立体交差事業は12月20日時点で用地取得や工事の発注に向けて準備している段階。事業は2024年度に完了する予定だ。総事業費は側道の整備も含めて714億円に及ぶ。