1年目の計測データを公開
計測を初めて1年が経過し、ようやくひと通りのデータがそろった。桁内温度と支承の変位を見比べると、温度の上下に併せて上部構造が伸縮し1年間を掛けて元の位置に戻っている様子が分かる。
走行車線を走る20t以上の車両台数が、追い越し車線の約5倍に達することも分かった。走行車線側の鋼床版や舗装が、追い越し車線側よりも先に損傷する可能性があると言えそうだ。また、東京港から都内に向かう港内側と、都内から東京港に向かう港外側の車線を比較すると、港内側の方が重い車両が多い。東京港では輸出よりも輸入が多いことを反映している。
13年度のデータがそろえば、比較分析ができる。国交省の横田係長は「そのためにも、まずは1年目のデータが正しく計測できているか確認する作業を急ぎたい」と意気込む。