2つの新駅を設置

 前提として、豊洲駅から東京地下鉄東西線の東陽町駅を経由し、住吉駅に至る長さが約5.2kmの路線を想定。さらに、豊洲駅と東陽町駅の間と東陽町駅と住吉駅の間には、それぞれ新駅を設けるものとして検討した。

有楽町線豊洲駅を出ると新交通システム「ゆりかもめ」に接続できる(写真:山崎 一邦)
有楽町線豊洲駅を出ると新交通システム「ゆりかもめ」に接続できる(写真:山崎 一邦)

 新たな路線は、主にシールド工法で構築する。半蔵門線の住吉駅は上下線で別構造のトンネルになっているので、住吉駅と直近の新駅までは単線のシールドトンネル2本で、この新駅から豊洲駅の手前までは複線のシールドトンネル1本でそれぞれ構築する。豊洲駅付近と2カ所の新駅は開削工法で築く。

江東区が示す概略図では新駅の1つは枝川に設置するとみられる。写真は首都高速道路会社の9号深川線の枝川出口(写真:山崎 一邦)
江東区が示す概略図では新駅の1つは枝川に設置するとみられる。写真は首都高速道路会社の9号深川線の枝川出口(写真:山崎 一邦)