今年度から択一式問題が復活した技術士第二次試験。高得点を取るには、最新のキーワードや数値を押さえておくことが欠かせない。そこで、7月発行の「技術士第二次試験建設部門 択一式対策厳選100問」(日経BP社)から、キーワードと想定問題を抜粋。直前の試験対策に役立ててほしい。(日経コンストラクション)

出題テーマの分析:過去には「就業者数」が毎年出題

かつて出題されていた択一式問題の傾向を分析すると、その年の国土交通白書からの出題が半数以上に上った。そのほか、毎年のように出題されている重要キーワードもしっかりと押さえておきたい。

日経コンストラクション2013年7月8日号 択一式試験に役立つ最新キーワード(PDF、全9ページ)
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 2004年度から06年度までの3年間について、技術士第二次試験建設部門における択一式の出題傾向を分析すると、全20問の出題数のうち半数以上が、その年の国土交通白書から出題されている。それぞれの選択肢を見ても、40%程度が白書からの引用を含んでいた。つまり、白書の内容を勉強すれば、択一式の多くはカバーできる。

 例えば06年度までの出題を見ると、問題文の選択肢の中に「国土交通白書○○年版によると」といった形で、その年に発行された白書を明示して尋ねるケースは珍しくなかった。特に、数字について問う場合は、いつの時点の数字なのかが重要なので、その年の白書で確認しておく必要がある。白書の巻末に掲載された参考資料編の中のグラフをそのまま用いた出題も見られた。

 一方、白書以外からの出題としては、時事的な出来事のほか、法律の制定や改正の内容、建設関係の専門用語の定義などを問うものだった。なかでも法律の内容を問う出題は毎年、見られた。

 建設部門の場合は建設分野に関連する法律や基準などが対象で、例えば建設リサイクル法や循環型社会形成推進基本法、国際標準規格などがよく出題されていた。

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