7基の橋脚を5基に減らし広場を有効活用

 営業しながらの施工なので、まず軌道など現在の施設を仮受けして、既設構造物を撤去し、新たに本体構造物を築造する。また、施工区間は、7基の橋脚と百貨店建物の躯体で支えていたが、スパンを50mにして5基に整理し、地上で整備が進む交通広場などへの影響を避け、道路交通が円滑になるようにする。

 工事は5区間に分け、このうち2区間が施工中だ。新たな変電所を高架下に建設する東側の渋谷ヒカリエ脇の区間と、東口の交通広場内に建設するP4橋脚の区間だ。

銀座線渋谷駅の現況の平面・縦断面図
銀座線渋谷駅の現況平面図(資料:東京メトロ)
銀座線渋谷駅の現況縦断面図(資料:東京メトロ)
(資料:東京メトロ)

銀座線渋谷駅の移設後の平面・縦断面図
銀座線渋谷駅の移設後の平面図(資料:東京メトロ)
銀座線渋谷駅の移設後の縦断面図(資料:東京メトロ)
(資料:東京メトロ)

渋谷駅東口広場を南側から見る。左の渋谷駅から右の渋谷ヒカリエを結ぶ連絡通路の向こうに銀座線が走る。手前は工事ヤード(写真:ケンプラッツ)
渋谷駅東口広場を南側から見る。左の渋谷駅から右の渋谷ヒカリエを結ぶ連絡通路の向こうに銀座線が走る。手前は工事ヤード(写真:ケンプラッツ)