鋼桁を乗せた多軸台車が発進

 作業開始前、当夜架けられる鋼桁が工事ヤードに据えられていた。桁は長さ33.9m、幅8.6mで重量は仮設部材も含めて約160t。8軸2連の多軸台車に乗せて、架設する箇所までこれから移動する。

午前0時から通行止め開始。桁移動開始前の現場全景。午前0時19分撮影(写真:勝田尚哉)
午前0時から通行止め開始。桁移動開始前の現場全景。午前0時19分撮影(写真:勝田尚哉)

多軸台車の軌跡
ステップ1
ヤードから搬出
ステップ1:Aヤード搬出(午前0時20分頃)(資料:首都高速道路会社)
ステップ2
方向転換場所まで移動
ステップ2:方向転換場所まで移動(午前0時35分頃)(資料:首都高速道路会社)
ステップ3
方向転換→架設地点へ
ステップ3:方向転換→架設地点まで移動(午前0時55分頃)(資料:首都高速道路会社)

(資料:首都高速道路会社)

 一般道の通行止めが始まると、桁の移動と架設に支障がある信号機などの処置をして、午前0時20分頃から桁を移動し始めた。

 移動はまず工事ヤード横路上に13m斜行走行し、続いて交差点に桁後部が差し掛かるまで約70mほぼ直進。交差点上で方向転換しつつ約35m進み、桁後部から架設箇所のベント下に滑り込む。この間およそ50分だ。

午前0時34分、路上に移動完了。交差点に向けて発進する。これだけの大きさのものが路上を移動する姿はとても勇ましい(写真:勝田尚哉)
午前0時34分、路上に移動完了。交差点に向けて発進する。これだけの大きさのものが路上を移動する姿はとても勇ましい(写真:勝田尚哉)

午前0時56分、多軸台車が向きを変えながらベント下まで移動(写真:勝田尚哉)
午前0時56分、多軸台車が向きを変えながらベント下まで移動(写真:勝田尚哉)
午前0時59分、多軸台車がベント下に滑り込む(写真:勝田尚哉)
午前0時59分、多軸台車がベント下に滑り込む(写真:勝田尚哉)

架設箇所まで移動完了。枠組み足場で囲われているのは仮設のベント、反対側は本設の橋脚だ(写真:勝田尚哉)
架設箇所まで移動完了。枠組み足場で囲われているのは仮設のベント、反対側は本設の橋脚だ(写真:勝田尚哉)

架設箇所まで移動完了。枠組み足場で囲われているのは仮設のベント、反対側は本設の橋脚だ(写真:勝田尚哉)