野田佳彦首相が11月16日に衆議院を解散した。12月4日公示・16日投開票の日程で衆院選が実施される。衆院選の争点はまだはっきりしないが、これまで3年2カ月の民主党政権の政策運営が評価にさらされるのは間違いない。ケンプラッツに掲載した記事から民主党政権を振り返る。
3年余で5人の国土交通大臣
2009年9月に誕生した民主党政権で、最初に国土交通相に就いたのは前原誠司氏。八ツ場ダムの中止や整備新幹線の未着工区間の事業凍結など、大胆な政策転換を相次いで打ち出した。しかし、政策の実現を見届けないまま約1年で退任。以降、国交相が1年に満たない間隔で次々と代わった。
▽1人目:前原誠司氏(09年9月16日~10年9月17日、1年)
▼「八ツ場ダム中止は入り口」、前原国交相就任(2009/09/18)
▼「方向転換の土台はつくった」、前原国交相が1年で退任(2010/09/17)
▽2人目:馬淵澄夫氏(10年9月17日~11年1月14日、約4カ月)
▼馬淵国交相が就任、「改革の継続は変わらない」(2010/09/18)
▼無念の国交相退任、馬淵氏「アイル・ビー・バック!」(2011/01/14)
▽3人目:大畠章宏氏(11年1月14日~11年9月2日、約8カ月)
▼大畠国交相が就任、インフラ輸出と観光立国を推進(2011/01/17)
▽4人目:前田武志氏(11年9月2日~12年6月4日、約9カ月)
▼復興からゼロエネ社会のモデルを、前田新国交相(2011/09/04)
▽5人目:羽田雄一郎氏(12年6月4日~)
▼入札制度改正目指す議員連盟にも参加、羽田新国交相(2012/06/08)