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道路をデータで丸裸に、富士通新会社トップに聞く
富士通は8月3日、商用車の走行データ分析や道路舗装の診断・補修支援サービスを手掛ける新会社を設立したと発表した。2015年度の売上高は6億円を見込み、20年度に売上高100億円を目指す(社長インタビューを3ページ目以降に掲載)。
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リニア「南アルプストンネル」で発注第二弾
JR東海は、リニア中央新幹線の南アルプストンネル建設工事に関し、長野県側の工区の発注に向けた契約手続きを開始。8月3日付で明らかにした。工事名は「中央新幹線南アルプストンネル新設(長野工区)」だ。
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測量標の表記ミスで橋台が20cm高く、唐津伊万里道路
佐賀県内に整備中の唐津伊万里道路の橋梁下部工事で、構築した橋台1基が設計より約20cm高くなっていたことが分かった。施工時に基準とする測量標(仮ベンチマーク)を移設した際に、高さを誤って測量標に記載したことが原因だ。
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「やすらぎ堤」完成に向け未整備区間のデザイン案公表
新潟市中心部で整備が進む信濃川の堤防「やすらぎ堤」の完成に向けて、未整備区間のデザイン案が7月28日に公表された。併せて、萬代橋周辺など整備済み区間の改良デザイン案も明らかになった。
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東亜道路が無断変更した管路、邪魔になって敷設し直し
既設の埋設物を避けるために、発注者と協議せず勝手に設計図と異なる位置へ管路を敷設。その結果、別の工事の支障となってしまい、4000万円掛けてやり直しせざるを得なくなった――。この施工不具合は、舗装会社大手の東亜道路工業が手掛けた現場で生じた。
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さびない次世代橋梁、約16mの工事用道路で国内初
鉄筋やプレストレスト・コンクリート(PC)鋼材の代わりに、腐食しないアラミド繊維強化プラスチック(FRP)ロッドを緊張材として使ったコンクリート橋が、国内で初めて実現する。西日本高速道路会社と三井住友建設が共同で開発した「Dura-Bridge」だ。
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助言求めるコンサルの登録制度、活用初弾は八千代に
国土交通省東北地方整備局が7月から運用を始めた「アドバイザー・コンサルタント制度」の活用初弾として、ダム事業の効果把握に関する助言を八千代エンジニヤリングに委託することが分かった。
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重機いらずの「耐震補強キット」で地下の柱を攻略
大成建設と成和リニューアルワークスは共同で、工期や作業スペースに制約が多い地下鉄や地下街の柱部材に適した耐震補強工法を開発した。炭素繊維シートを繊維強化セメント板で挟み込んだパネルを、柱に取り付けるだけで施工できる手軽さが売りだ。
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インフラ整備に新たな数値目標、長寿命化計画は100%
国土交通省は7月30日、第4次社会資本整備重点計画の原案を同省のウェブサイトで公表した。計画の重点目標を実現するための各施策の達成状況を測定する重要業績評価指標(KPI)を、それぞれの目標値とともに設定した。インフラ整備関連で、第3次計画から継承して数値を更新した指標もある。8月19日まで意見を募集…
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現場のトイレをグレードアップ、国交省が全国で試行
国土交通省は今年度、通常よりもグレードの高い仮設トイレを現場に設置する試行工事を全国で展開する。地方整備局など全国10機関の出先事務所でそれぞれ3件程度を選ぶ予定だ。
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原田橋再建、安全性重視し200m下流に変更
浜松市の原田橋が倒壊し、隣で建設中だった新橋も損傷した事故で、市は7月29日、新橋の建設場所を約200m下流に変更する方針を明らかにした。事故原因となった崩落斜面の付近をボーリング調査した結果、予想以上に状態が悪かったことから、安全性を重視して建設場所を移すことにした。
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国内初のシャッター付き堰堤、急激な土砂流出防ぐ
富山県立山町の透過型砂防堰堤に、国内で初めて洪水ピーク後に起こる急激な土砂流出を防ぐ可動式シャッターが整備された。透過型の弱点を解消し、下流域の氾濫を軽減する効果を見込んでいる。
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画像でコンクリートの変状監視、住民でも手軽に撮影可
清水建設と菱友システムズ(東京都港区)は、コンクリートのひび割れや剝落などの変状を、タブレットを使って手軽に撮影し監視する「画像モニタリングシステム」を開発した。技術者が現場に行って、変状の進行を判別する手間を省ける。
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「風船仮設」でトンネルを養生
東急建設はカンボウプラス(大阪市)と共同で、風船タイプのフレームを使った山岳トンネルの覆工養生システムを開発した。鋼材や重機を使わずに設置できる。
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福島県が道路整備を先送り、復興事業見直しの余波
福島県は2016~20年度に整備を計画していた県道のうち、10路線14区間を21年度以降に先送りすることを決めた。「集中復興期間」が今年度で終了することに伴う復興事業の見直しによって、東北自動車道(東北道)より西の道路では自治体の負担が増えることになったからだ。
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近畿道紀勢線が延伸、9月にすさみ南ICまで
国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所が和歌山県南部で整備を進めてきた近畿自動車道紀勢線の南紀白浜インターチェンジ(IC)―すさみ南IC間(約24km)が、9月に開通する。この区間の西側では南紀田辺IC―南紀白浜IC間(約14km)が7月12日に先行して開通している。南紀白浜IC―すさみ南IC間…
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橋軸直角方向の揺れを摩擦で制す
青木あすなろ建設と首都高速道路会社は共同で、高架橋の制震デバイス「橋梁用ダイス・ロッド式摩擦ダンパー」を開発し、実用化にめどを付けた。主に橋軸直角方向の制震デバイスとして活用できる。
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大型ダンプの「すれ違い」をコントロール
鹿島は、狭あいな道路で大型工事車両のすれ違いを管理する機能を備えた車両運行管理システムを開発した。国土交通省九州地方整備局が発注した大分川ダム堤体建設工事に適用。17台の大型ダンプトラックの運行管理に使用し、効果を確認した。
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入札公告で工程表を明示、建設会社の参加促す
国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所は、建設会社の入札参加を促すため、公告時に概略工程表を明示する取り組みを始めた。7月22日以降に入札公告する小規模で難易度の低い築堤工事や低水護岸工事などで試行する。
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現場見学会や女性用トイレ、出先事務所が独自に表彰
国土交通省関東地方整備局利根川上流河川事務所は、学生向けの現場見学会や女性が働きやすい環境づくり、マスメディアへのアピールなどに取り組んだ建設会社を表彰する独自の制度を始めた。初弾として7月17日に3社を表彰した。表彰を受けた会社は今後2年間、同事務所が発注する工事の総合評価落札方式の入札で加点され…