東日本大震災の被災地の取材で、2011年5月に訪れた宮城県気仙沼市の唐桑半島をこの2月に再訪した。リアス式海岸で小さな漁港が点在する風光明媚(めいび)な土地だ。カキの産地として知られる。まず立ち寄ったのは、篠山紀信氏の震災写真集「ATOKATA」の表紙写真を撮影した唐桑町上鮪立(かみしびたち)。震災直後はがれきが浮かんでいた海に、現在は養殖漁業のいかだが浮かぶ。
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