技術士(総合技術監理部門)が最も役立つ理由
ケンプラッツ読者を対象に実施した資格実態調査で「最も役立つ資格」の理由を自由意見で求めた。その中から、「技術士(総合技術監理部門)」を最も役立つ資格に選んだ回答者の声を以下に紹介する。
受注や業務に役立つ
- 技術士(総合技術監理部門)で、他の資格を代表できる。官公庁向けには役立つ。入札参加資格等に役立つ。資格手当てが出る。もしもの転職の際に役立つ。
(40歳代/建設コンサルタント/土木設計/100~499人/石川県/
技術士(総合技術監理部門)、宅地建物取引主任者、測量士、環境計量士、技術士補、一級土木施工管理技士) - プロポーザル方式の発注において、優位に評価される。業務上の物事の考え方にも活かされている。
(40歳代/建設コンサルタント/研究・技術開発/100~499人/福岡県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、宅地建物取引主任者、VEリーダー・VEスペシャリスト・CVSほか) - 入札時にメリットがある。
(50歳代/建設コンサルタント/土木設計/10~49人/熊本県/
技術士(総合技術監理部門)、コンクリート診断士、測量士、技術士補、一級土木施工管理技士、RCCM、農業土木技術管理士)
技術者としての信頼
- 業務遂行上、関係者などに技術力の有無を客観的に示すことができる。
(50歳代/地方自治体/経営者・管理職/1000人以上/東京都/
一級建築士、技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、宅地建物取引主任者、再開発プランナー) - 社内での技術的アドバイザーとして認知されるようになった。
(50歳代/高速鉄道など/その他の技術職/1000人以上/長野県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、技術士補、一級土木施工管理技士) - 名刺に入れている際のイメージ向上程度
(30歳代/建設コンサルタント/土木設計/100~499人/宮城県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、技術士補)
報酬、転職
- 転職後の勤務先では、技術士資格で1カ月5万円の手当がつく。総合技術監理部門を持っていることにより、コンサルタント業務の管理技術者を務めることができる。
(50歳代/高速鉄道など/調査・企画/100~499人/愛知県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、一級建築施工管理技士、労働安全コンサルタント、コンクリート技士、測量士、一級土木施工管理技士)
自己研鑽
- 企業のリスク管理の手法や、プロジェクトの総合判断の考え方が身についた。常に全体最適について考えるようになった。
(60歳代/総合建設会社/経営者・管理職/1000人以上/東京都/
一級建築士技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、一級建築施工管理技士、一級造園施工管理技士、労働安全コンサルタント、宅地建物取引主任者、測量士、一級土木施工管理技士) - これを勉強することで、今、社会で求められているものが何か良く理解できた。
(60歳代/教育機関/教育/100~499人/福島県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、一級造園施工管理技士、一級管工事施工管理技士、コンクリート診断士、VEリーダー・VEスペシャリスト・CVS、測量士、一級土木施工管理技士) - 総合技術監理は、日常業務の中でこそ発揮できる技術である。知識だけではなく、会社や所属組織のために行動(アウトプット)してはじめて役に立つ技術であることからも、先行き不安な建設業には最も役立つ資格だと思う。
(40歳代/総合建設会社/積算・見積/50~99人/山形県/
技術士(建設部門)、技術士(総合技術監理部門)、一級管工事施工管理技士、VEリーダー・VEスペシャリスト・CVS、一級土木施工管理技士、一級舗装施工管理技術者ほか)