単なる「復旧」ではなく、抜本的な「再構築」を――。宮城県が4月11日に公表した震災復興基本方針の素案を貫くテーマの一つがそれだ。素案では、気仙沼市や南三陸町など大津波で甚大な被害を受けた沿岸8市7町について、震災前の状態に戻す「原形復旧」はほぼ不可能と判断。中長期的な視点に立った沿岸被災地域のグランドデザインの再構築をうたっている。
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