排水門の開門を命じた1審の佐賀地方裁判所が下した判決を支持し、国の控訴を棄却──。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防をめぐって、長崎や佐賀、福岡、熊本各県の漁業者が国を相手取って開門を求めた控訴審で、福岡高等裁判所は12月6日、原告の請求を認め、改めて5年間の開門を命じる判決を下した。菅直人首相は12月15日、国の上告を断念すると表明した。
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