「新設時に比べて条件が厳しく、利益を十分に見込めない」。補修の仕事を敬遠する受注者から、よく聞く話だ。例えば工事では、材料の搬入や重機の使用、施工時間などに大きな制約を受けがちだ。作業内容の変更も生じやすい。そのことで工程が圧迫されても、工期の延長はなかなか認めてもらえない。施工者は、工期に間に合わせるために昼夜兼行の突貫工事を余儀なくされ、採算割れに陥る。
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