特集
目次
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仮設のトラブルを繰り返さないための五カ条
「昔に比べると、現場で仮設の計画や設計にかける時間が少なくなっている」。ある建設会社の工事部長は現場の実情をこう話す。 近年の落札率の低下に伴った利益率の下落や、総合評価落札方式の拡大による資料作成の手間の増加などで、建設会社は仮設の検討に十分な時間と人員を割けなくなってきた。
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【2006年4月期~2007年3月期決算】建設コンサルタント売上高ランキング
建設コンサルタント会社の売上高の落ち込みが弱まってきた。
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【2006年4月期~2007年3月期決算】建設会社土木売上高ランキング
日経コンストラクションは,経営事項審査の土木一式の点数が1000点以上の会社を中心に,2006年度(2006年4月から2007年3月までを期末とする決算期)の決算を調査した。
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入札・契約リンク集
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【2005年4月期~2006年3月期決算】建設会社土木売上高ランキング
日経コンストラクションは,経営事項審査の土木一式の点数が1000点以上の会社を中心に,2005年度(2005年4月から2006年3月までを期末とする決算期)の決算を調査した。調査の結果,土木売上高が前期より減少した会社は前期と比較可能な279社のうち,60%に当たる167社。
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【2005年4月期~2006年3月期決算】建設コンサルタント売上高ランキング
日経コンストラクションは(社)建設コンサルタンツ協会の会員企業を対象に,2005年度の決算を調査した。建設コンサルタント部門の売上高が前期と比較可能な会社は174社。そのうちの約63%に当たる109社は,同部門の売上高が前期に比べ減少した。さらに50社は前期に比べて10%以上の減少になった。全体の…
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【土木の「役立つ資格」ランキング】建設会社が求める資格
日経コンストラクションが2006年1月,建設会社に対して実施したアンケート調査の結果,「今後,社員に取得してほしい資格」は,売り上げ規模にかかわらず,一級土木施工管理技士がトップ。2位以下は会社の規模で意見が分かれた。
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【土木の「役立つ資格」ランキング】建設コンサルタントが求める資格
建設コンサルタント会社にとって何よりも重要な資格は技術士だ。建設コンサルタントの部門を登録する際に必要だから,というだけではない。最近は国土交通省だけでなく自治体でもプロポーザルを実施するところが増えており,その際の要件として担当技術者に技術士の資格を求めるケースが増えてきた。
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【技術基準ポイント解説】吹き付けコンクリート指針(案)
性能の設定と照査の方法を詳述
●基準のポイント・トンネル,法面,補修・補強の3編に分かれている ・構造物と吹き付けコンクリートそれぞれの性能の定め方を詳しく示した ・照査の流れを示し,照査に必要な試験方法も収録した
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【技術基準ポイント解説】再生骨材コンクリートの設計施工指針
本体構造物への再利用を促す
●基準のポイント・粒度調整しただけの再生骨材を,鉄筋コンクリート構造物に初めて利用 ・再生骨材を使った30N/mm2以下のコンクリートの強度や耐久性能を照査できる・同指針は,電力施設以外の解体コンクリートから造った再生骨材にも適用可能
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【技術基準ポイント解説】表面保護工法設計施工指針(案)
全国で使える統一の基準を初めて示す
土木学会は,コンクリートの「表面保護工法設計施工指針(案)」をまとめ,2005年4月26日に土木学会のコンクリートライブラリーとして発刊した。
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【くらしを守る新技術】トンネル
シールドトンネルを地中で分岐,合流したり,拡幅部を造ったりする技術のメニューが増えてきた。東京外かく環状道路などの施工をにらみ,大深度や大断面の道路トンネルを対象とした技術が目立つ。立体交差を造るために,短期間でアンダーパスを掘削する工法も増えた。小型のシールド機を使うなどして,断面をいくつかに分…
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【くらしを守る新技術】ダム,河川,海洋
防災や災害復旧に関連した新技術に関心が高まり,新潟県中越地震の復旧工事などで採用されつつある。例えば「プロテロックピアスワンダー」は,芋川河道閉そくの緊急対策工事で,排水路の護岸を造る際の残存型枠として使われた。ヘリコプターから撮影した映像を加工する「超高速航空静止画作成技術」は,中越地震による被…
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【くらしを守る新技術】橋
新技術データベース
橋の耐震補強や補修の技術が相次いで開発されている。鋼橋に取り付けて制震機能を持たせるブレース材など,これまで土木分野であまり用いられていない考え方を取り入れた工法が目につく。狭い場所など条件の悪い現場でも耐震補強できる技術も盛んに実用化されている。一方,交差点を短期間で立体交差にする技術は,各社と…
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【最新補修技術】補修工法,材料
コンクリート構造物の劣化した部分を断面修復する材料や工法が,数多く開発されている。一度に10cm以上の厚さを湿式で吹き付けられる工法のほか,高じん性モルタルを吹き付ける工法など,吹き付けの手間を軽減したり吹き付け材のひび割れ幅を小さく抑えるといった効果を持つ。老朽化した下水道管を補修する技術も盛ん…
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【最新補修技術】調査・診断技術
構造物の劣化を予測する技術の開発が盛んになってきた。将来の劣化度を予測したり,ライフサイクルコスト(LCC)を試算するなど,高機能のシステムが増えた。非破壊検査技術では,トンネルの覆工などを打音検査する技術が目立つ。ビデオカメラやデジタルカメラを利用して,非接触で構造物の劣化状態を把握するシステム…
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【くらしを守る新技術】補修,コンクリート,その他
コンクリートや補修関連では,下水道施設の劣化を防ぐ技術が採用されるケースが増えている。「ビックリート」や「耐酸コンクリート」は,防菌剤をコンクリートに混入するなどして,硫酸によるコンクリートの劣化を防ぐ。「スラスラ工法」は,ポリエチレンシートで下水道施設のコンクリートを防食する工法だ。防災を目的と…
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【くらしを守る新技術】環境
2003年に土壌汚染対策法が施行されたことを受け,以前に開発した汚染土壌の浄化技術に改良を加える会社が多い。対象となる物質はダイオキシン類やPCB,重金属,油,揮発性有機化合物(VOC)など多岐にわたる。溶融や封じ込め,生物の力を利用した分解など,様々な手法の中から現場の状況に応じて選べるようにな…
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【くらしを守る新技術】基礎,地下
基礎や地下の分野でも,地震防災関連の技術開発が盛んだ。例えば,これまで耐震補強が遅れ気味だった橋脚基礎を効率よく補強する「In-Cap工法」や「CPR工法」など。新潟県中越地震では,マンホールや下水道管が液状化によって浮き上がる現象が多発した。そうした現象を防ぐための技術も実用化された。構造物の新…
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【くらしを守る新技術】土工事
液状化の防止をねらった地盤改良工法の開発が相次いでいる。既存施設の直下を改良できたり騒音や振動を抑えられるなど,付加価値を高めた技術が目立つ。津波対策の一環として,防波堤付近の地盤改良にこうした工法が使われる機会が増えそうだ。自然環境保護の観点から,斜面の安定を図りながら自然に近い形で緑化できる技…