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編集長が語る日経コンストラクションの見どころ

老朽橋探偵、今度は補修の謎に挑む

2015/07/10

 日経コンストラクション4月27日号に掲載した特集「それゆけ!老朽橋探偵」では、橋の点検や診断を数多く手掛ける「老朽橋探偵」にご登場願い、橋の「生まれ年」を探る手掛かりを披露してもらいました。これまでとはかなり毛色の違った特集でしたが、おかげさまで読者の皆様にご好評いただきました。

 そして、7月13日号では、「老朽橋探偵」が新たな謎に挑みます。


日経コンストラクション2015年7月13日号特集「老朽橋探偵の『補修』事件簿」から

 全国に70万橋ある橋長2m以上の橋の定期点検が今年度から本格化していますが、これは維持管理の「入り口」にすぎません。点検結果に基づいて橋を診断し、適切に補修・補強していくことが、管理者には求められます。

 点検の後に発生するこれらの業務は、点検に比べて難易度が高いことは間違いありません。既設構造物が相手となるだけに、現場ごとに解決すべき課題が異なります。定式化された対処法があるわけではなく、経験豊富な技術者の知恵がより必要になってくるのです。

 そこで、日経コンストラクション7月13日号の特集「老朽橋探偵の『補修』事件簿」では、補修・補強にまつわる失敗や事故の事例を取り上げて、その原因や対処法について解き明かしていきます。

 例えば、File.3「床版補強の迷宮」。ある橋梁で、車両用防護柵を交換して現行基準に適合させる工事を実施した。設計荷重の増加を踏まえ、健全な床版の上面をはつって炭素繊維プレートを埋め込む補強を施したところ、1年もたたないうちに舗装にひび割れが生じてしまった――。どうしてこんな現象が起こってしまったのか、探偵は一つひとつの手掛かりをもとに解き明かしていきます。そして、たとえ荷重が増えた場合でも、現場の状況によっては「補強しない方がいいこともある」と説きます。

 記事は、この話題を含めて全6話の“短編”から成ります。探偵の活躍ぶりから、補修・補強に役立つ教訓を読み取っていただければと思います。

野中 賢=日経コンストラクション編集長日経コンストラクション

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