仕組みや適用範囲を頭に

 非破壊検査は構造物の予防保全を進めるうえで基本となる。以下に示す代表的な方法は、測定の仕組みや適用できる範囲などの特徴を頭に入れておきたい。

反発度法:簡単にコンクリート強度を把握できる手法で、強度をコンクリート表面の反発度との関連式から算定する。

電磁波法(レーダー法):コンクリート中に電磁波を放射して、鋼材の位置を探査する。

自然電位法:腐食で変化する鉄筋表面の電位から、鋼材が腐食しやすい環境にあるか否かを評価する。