処理状況をウェブで公開

 仕組みは次のようなものだ。まずは、この取り組みに参加してくれる市民に、スマートフォンなどの操作に必要となる専用のアプリをダウンロードしてもらう。

 実際に不具合などを見つけた場合は、このアプリを開く。すると、写真・動画の撮影や、現場状況のコメント記入を行える画面などが次々と現れる。

 市民はこの指示に従って入力を進めていけば、インフラの状態を報告するデータを市に送信できる。位置情報はGPS機能などによって登録可能だ。

 データを受け取った市は、道路や公園といった各担当部門でその内容を確認。異状の発生箇所やその状態などを確かめたうえで対応する。そして、寄せられた情報は個人情報などの問題がないことを確認した後に、ウェブを通じて公開する。

市民から寄せられた異状などの情報を地図上に示した画面。マークでインフラ種別、色で対応状況を示している(資料:千葉市)
市民から寄せられた異状などの情報を地図上に示した画面。マークでインフラ種別、色で対応状況を示している(資料:千葉市)