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編集長が語る日経コンストラクションの見どころ

人知れず進む「現代のビッグプロジェクト」

2014/10/10

 おかげさまで、日経コンストラクションは2014年10月13日号で創刊25周年を迎えました。創刊した1989年は、「建設業冬の時代」を乗り越え、建設業界が元気だった時代です。84年に49兆円だった建設投資が89年には73兆円と、わずか5年の間に1.5倍に増加。いまでは想像がつかない勢いでインフラ整備が進んでいました。

 このころ、全国でビッグプロジェクトが立ち上がりはじめました。例えば、関西国際空港第一期の着工が87年、東京湾アクアラインの着工が89年。本誌ではこれらのプロジェクトの進捗を追う特集記事を、創刊後しばらくは年に4回も掲載していました。それだけ、報じるべき話題が豊富にあったわけです。

 その後、92年にピークに達した建設投資は、2000年代に入ると急減。09年からの民主党政権で拍車がかかり、建設産業は逆風にさらされました。

 しかし、東日本大震災以降、人命や国土を守るインフラ整備の重要性が改めて社会に認識されました。震災復興に加え、次なる巨大地震に備える防災事業が動き出しています。東京五輪への準備とも相まって、新たなインフラ整備事業があちこちで始まっています。

 全国で動き出した未来の日本を形づくるプロジェクト。日経コンストラクション10月13日号の創刊25周年記念特集では、それらを一挙に紹介しました。題して、「日本大改造」――。


日経コンストラクション2014年10月13日号特集「日本大改造」から

 紹介したのは、「自然に挑む」、「都市力を上げる」など、いずれも日本の将来を考えるうえで大きな意味を持つプロジェクトです。なかでも、標高2000mの山中で自然と格闘する「甚之助谷地すべり対策」、真夜中に人知れず進む「羽田空港の機能改善事業」といった、あまり人目に触れないながらも日本を大きく変えていく事業を取り上げました。かつてに比べれば小粒かもしれませんが、「現代のビッグプロジェクト」とも言えるのではないでしょうか。

 さらにこの号から、集中連載「日本大改造マップ」を開始しました。全国のインフラ整備事業を本誌が独自調査し、道路、鉄道、空港・港湾といった分野別にマッピングします。第1回では、道路分野のプロジェクトを紹介しています。

 10月13日号の特集は25周年記念ということで、あえてインフラ整備の華やかな面にスポットを当てました。しかし、皆さんご存じのとおり、インフラの老朽化や人口減少など、既に様々な課題に日本は直面しています。日経コンストラクションでは今後も、日本の未来を見通しながら、そうした課題の解決に役立つ情報をご提供したいと考えています。

野中 賢=日経コンストラクション編集長日経コンストラクション

敵か味方か「建設スタートアップ」──10月23日号を公開しました

革新的な技術を武器に急成長を目指す「スタートアップ」企業が、建設市場で存在感を増している。現状で満足する者には秩序を乱す敵となり、成長を志す者には心強い味方となる。あなたの目には、どう映る?
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