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編集長が語る日経コンストラクションの見どころ

受注者が発注者の「技術力」や「発注力」を採点

2014/07/11

 入札時の総合評価、業務や工事が完成した後の成績評定など、発注者が受注者に評価を下す機会はたくさんあります。一方、他人から点数を付けられるケースがほとんどない発注者を、受注者は日ごろどのように評価しているのか――。

 日経コンストラクション7月14日号では、特集「発注者ランキング2014」を企画しました。公共事業の受注者である建設会社や建設コンサルタント会社などの社員に対してアンケート調査を実施。彼らが仕事で接している発注者の「実力」を採点してもらい、その結果をランキングしました。


日経コンストラクション2014年7月14日号特集「発注者ランキング2014」から

 採点したのは、「近隣住民への対応の適切さ」、「技術基準や法令などの知識」、「発注時期の適切さ」など16項目。対象とした発注機関は、国土交通省の各地方整備局や都道府県、高速道路会社などです。発注者ごとに回答数の差があったので、10件以上の回答があった機関をランキングの対象としました。

 その結果、上位3機関は四国地方整備局、九州地方整備局、北陸地方整備局と、いずれも国交省の地整が占めました。そのほか、高速道路会社が比較的上位にランクインしたほか、都道府県では新潟県と千葉県がベスト10に入りました。記事では、採点してもらった16項目を「技術力」、「発注力」、「マネジメント力」に分類し、それぞれで上位に入った発注機関の取り組みについて紹介しています。

 今回の調査では、回答者が自身の経験に基づいて採点しています。たまたま良くない担当者に当たった回答者が低い点数を付け、評価が下がる結果になった発注機関があるかもしれません。とはいえ、そうした見方をする受注者がいるのも事実です。この特集記事が、よりよい受発注者の関係を模索するのに役立つことを期待しています。

 今号では、「評価される発注者はどんな取り組みをしているのか」という視点で記事をまとめました。一方でアンケート調査には、発注者に対する根強い不満や不信を感じさせるコメントも数々寄せられました。次号(7月28日号)ではそれらをもとに、受発注者の関係について改めて考えていきたいと思います。

野中 賢=日経コンストラクション編集長日経コンストラクション

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