技術士第二次試験 建設部門 「課題解決能力」を問う専門論文
目次
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道路 過去問題と解説 2015年度
出題テーマは高速道路を「賢く使う」方策と無電柱化です。いずれも国土交通白書などでよく見かけるキーワードです。国土交通省の無電柱化のウェブサイトは2015年2月にリニューアルされ、解答に欠かせない情報がまとめられています。
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トンネル 過去問題と解説 2015年度
長寿命化と労働力不足をテーマとした2015年度の問題は、いずれも14年度に比べて容易な内容でした。多くの受験者が想定していたようですが、出題文の用語にとらわれてしまい、考えていたテーマと異なるものと誤解した人もいたようです。
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施工計画、施工設備及び積算 過去問題と解説 2015年度
2015年度の出題内容は14年度までと大きく変わりました。例えば小問の(3)では「経験やスキルを踏まえ、どのような役割を果たすことができるか」と問われています。さらに、それまでの「解決策」といった用語も文中には記されていません。
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建設環境 過去問題と解説 2015年度
出題テーマはIII-1がコンパクトシティーと環境への配慮、III-2が3Rの推進です。主に応用能力を問うII-2では自然環境の分野が中心だったのに対し、このIIIでは2問とも、生活環境の保全を専門とする人が解きやすい内容になっています。
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土質及び基礎 想定問題と論文例
近年、我が国では、いわゆる異常気象と呼ばれる猛暑、台風、局地的な集中豪雨が多発しており、自然災害のリスクが高まっている。特に、地域によっては局所的な集中豪雨による地滑りなど深刻な状況が発生している。
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鋼構造及びコンクリート 想定問題と論文例(コンクリート)
東日本大震災の復興事業が本格化するのに加え、夏季オリンピックの東京開催が決定し、リニア新幹線の建設も発表された。限られた時間の中で、これらの事業を進めていかなければならない。
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都市及び地方計画 想定問題と論文例
城下町に由来する中心市街地を中心とした市街化区域と、その周辺の市街化調整区域(一定の農業振興地域を有する)、非線引き区域を有する地方都市がある。人口は15万人程度で、全市が都市計画地域に指定されている。
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河川、砂防及び海岸・海洋 想定問題と論文例
近年、地球温暖化などの影響によって降雨特性が著しく変化するとともに局所的な豪雨が頻発している。この状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
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道路 想定問題と論文例
今後、低炭素社会の構築が求められるなか、道路整備にも低炭素化が必要となる。これに関し、道路に携わる技術者として、以下の問いに答えよ。
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トンネル 想定問題と論文例
周辺環境に与える負荷の低減や保全などに配慮した施工は、昨今の建設工事で避けて通れない事項となっている。山岳、シールド、開削のうち、あなたが専門とする分野のトンネルにおいて、その工法が直面する環境問題について以下の問いに答えよ。
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施工計画、施工設備及び積算 想定問題と論文例
国の政策として閣議決定された「新成長戦略」において、「社会資本ストックの戦略的維持管理」が位置付けられ、「持続可能で活力ある国土・地域づくり」では、「社会資本の的確な維持管理・更新」が掲げられた。
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建設環境 想定問題と論文例
我が国は温室効果ガスの排出量を、6%削減する施策を進めてきたが、京都議定書の第二約束期間(2013~2020年)には参加せずに取り組みを実施するとしている。このような状況の中で、建設環境の技術士として以下について答えよ。
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建設環境 過去問題と解説 2014年度
出題テーマはIII-1が防災・減災と生物多様性で、自然環境を専門とする受験者に向けた出題と考えられます。生物多様性は「建設環境」の科目では定番のテーマですので、想定していた受験者は多く、書きやすかったでしょう。もう1問のIII-2のテーマは、他の科目でも13年度や14年度に見られた老朽化や更新です。
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施工計画、施工設備及び積算 過去問題と解説 2014年度
III-1のテーマは、生産性の向上です。13年度の「鋼構造及びコンクリート」の科目で出題されましたが、「施工計画、施工設備及び積算」ではあまり見られなかったテーマです。出題文の前半にも記されているように、昨今の人手不足を受けた出題と言えます。
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トンネル 過去問題と解説 2014年度
出題テーマはIII-1が技術の継承で、書きやすい内容です。昨今の人手不足を背景に出題されたものと思われます。ただし、小問の(3)にも記されているように、「あなたが専門とするトンネルの分野」を踏まえて論述する必要があります。この課題解決能力を問う論文では、「選択科目」を意識して答えることを忘れてはいけ…
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道路 過去問題と解説 2014年度
1問目のIII-1は物流の効率化について取り上げています。13年度もIII-2で交通結節機能をテーマに「人流、物流」の観点が求められましたが、14年度は地方の活性化を意識し、観光に与える影響も踏まえて述べるとよいでしょう。
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河川、砂防及び海岸・海洋 過去問題と解説 2014年度
二つの問題のテーマは、III-1が老朽化や維持管理で、III-2は総合的な土砂管理でした。いずれも(1)~(3)の三つの小問に分かれており、(3)では「実行する際のリスク」や「想定されるマイナスの影響」といった「残存リスク」が13年度と同様に問われています。
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都市及び地方計画 過去問題と解説 2014年度
1問目のIII-1は少子高齢化が進む地方都市の再構築がテーマで、もう1問のIII-2は津波によって被災した市街地の復興について問う内容です。二つの問題とも「都市及び地方計画」では書きやすいテーマであり、多くの受験者が想定していたものと思われます。過去問題に目を通して対策を講じておけば、難しい内容では…
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鋼構造及びコンクリート 過去問題と解説 2014年度
テーマは、2問とも昨今の人手や資材の不足を背景としたものです。例えば、III-3は建設需要の増大を受けて、市場の急激な規模や構造の変化にどう対応するのかを問う内容です。さらに、「想定されるリスクやデメリット」を記述するよう求めています。13年度の試験でも見られた問い方です。
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土質及び基礎 過去問題と解説 2014年度
二つの問題のうち、1問目のIII-1では盛り土や切り土などの地盤構造物の品質管理について取り上げています。品質管理は、土質の分野で永遠のテーマと言えるものです。もう1問のIII-2では、昨今の人手不足を背景に技術の伝承について尋ねています。普遍的なテーマと最新の話題からそれぞれ出題されています。