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編集長が語る日経コンストラクションの見どころ

技術競争時代の第三の評価軸、対話力

2011/11/25

 公共事業の受注をめぐり、技術競争の成否を分ける要素は何でしょうか。少し乱暴に言ってしまえば、第一に技術提案、第二に成績評定、そしてここに来て重みを増しつつあるのが第三のコミュニケーションです。次元の異なる三つの要素を横並びにするのはやや無理がありますが、それだけ注意を払う必要があるという意味であえて第三の要素にコミュニケーションを加えました。

 総合評価落札方式の入札の抜本的な見直しを進めている国土交通省は、技術提案の評価に差が付きにくくなっている現状を踏まえ、従来の施工計画や技術提案に代えてヒアリングなどで施工能力を評価することを検討しています。2012年3月までに新たな総合評価落札方式の制度設計を終え、12年度から導入する方針です。技術提案力よりヒアリング対応力(対話力)が重要になる可能性があります。

 成績評定では、建設コンサルタント業務にはコミュニケーションの良しあしを直接評価する項目がありますが、工事にはありません。しかし、発注者や近隣住民との間で良好なコミュニケーションを図ることができれば、品質や工程などに良い影響を与え、成績評定点は上向くはずです。口下手でも淡々と質の高い仕事をこなしていけばいいと考える技術者もいると思いますが、むしろそういう技術者が対話力を磨けば、さらに仕事の質が高まる可能性があります。

 日経コンストラクション11月28日号の特集「受注を左右する対話力」はそうした問題意識から、対話力を磨くコツを探りました。ぜひご一読ください。

畠中 克弘=日経コンストラクション編集長日経コンストラクション

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