技術士第二次試験 建設部門 「専門知識と応用能力」を問う専門論文
目次
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道路 過去問題と解説 2015年度
主に専門知識を問うII-1のテーマは維持管理の業務サイクル、ラウンドアバウト、遮熱性舗装と保水性舗装、盛り土の排水処理でした。旬な話題から相次いで出題されています。続くII-2のうち、2問目の「建設発生土の有効利用」は解答すべきレベルが把握できず、多くの受験者が戸惑ったはずです。
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トンネル 過去問題と解説 2015年度
4問から2問を選択するII-1のテーマは、山岳トンネルの鋼製支保工、山岳トンネルの近接施工の設計、開削工事の盤ぶくれ、土圧式シールドと泥水式シールドの切り羽の安定でした。14年度より容易な内容ですが、次のII-2では答案用紙に図を描いて示すよう求めています。第二次試験では恐らく初めてのケースです。
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施工計画、施工設備及び積算 過去問題と解説 2015年度
四つの設問から2問を選ぶII-1は土留め、入札・契約、労働安全、コンクリートの分野から出題されています。いずれも標準的なテーマで、詳細な専門知識がなくても答えられる内容です。一方、主に応用能力を問うII-2は、2問とも図で示す場合と同じくらい条件が詳細に記されています。14年度に比べて難しくなったと…
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建設環境 過去問題と解説 2015年度
主に専門知識を問うII-1のテーマは生態系サービス、再生可能エネルギー、景観重要公共施設制度、廃棄物最終処分場の跡地における形質変更でした。なじみの薄いテーマが増えたうえに、もう一方のII-2は2問とも自然環境の分野に偏っています。書きやすかった13年度から、徐々に難しくなってきたようです。
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土質及び基礎 想定問題と論文例
スレーキング試験の室内試験を二つ挙げて概説せよ。また、スレーキングが生じる可能性のある盛り土材料(堆積軟岩)を施工する際の留意点および対策について述べよ。
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鋼構造及びコンクリート 想定問題と論文例(コンクリート)
鉄筋コンクリート構造物の中性化に影響する因子について説明せよ。また、設計段階および施工段階において中性化を抑制するための対策について述べよ。
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都市及び地方計画 想定問題と論文例
密集市街地の整備改善において、防災の視点からみた市街地特性と居住者特性の主な課題をそれぞれ一つ挙げ、その解決の方策を述べよ。
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河川、砂防及び海岸・海洋 想定問題と論文例
我が国では河川、砂防、海岸施設の多くが更新時期を迎える。この状況を踏まえ、あなたの専門とする事項に関して維持管理の現状と課題について述べよ。
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道路 想定問題と論文例
ミッシングリンクについて説明し、その現状と今後の方向性を述べよ。
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トンネル 想定問題と論文例
シールド工事において、セグメントの継ぎ手面のシール材について以下の問いに答えよ。
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施工計画、施工設備及び積算 想定問題と論文例
市街地の道路下における掘削土留め工事において、施工計画上重要と思われる事前調査項目を三つ挙げ、それぞれの調査内容について述べよ。
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建設環境 想定問題と論文例
環境影響評価法の最近の動向を述べ、その背景と内容を説明せよ。
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建設環境 過去問題と解説 2014年度
主に専門知識が問われるII-1の4問のテーマは生物多様性、ヒートアイランド現象、循環型社会形成推進基本法、下層溶存酸素量でした。自然環境を対象とした設問が2問、生活環境が2問といった内訳です。生活環境の設問が1問しかなく、選択しづらかった13年度のII-1に比べて改善されたようです。
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トンネル 過去問題と解説 2014年度
4問から2問を選択するII-1のテーマは、山岳トンネルの坑口部、排水型トンネルのシート防水、開削トンネルの荷重、シールドセグメントの構造計算でした。出題分野は13年度と同様に山岳トンネルが2問、開削トンネルとシールドトンネルが各1問となっています。
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河川、砂防及び海岸・海洋 過去問題と解説 2014年度
4問から2問を選ぶII-1のテーマは、都市河川の水害対策、既存ダムの有効活用、河道閉塞や地すべりなどに起因する被害の防止、砂浜の浸食対策でした。受験者の専門性に配慮し、出題分野は13年度と同様に河川、ダム、砂防、海岸・海洋に分かれています。
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鋼構造及びコンクリート 過去問題と解説 2014年度
II-1の4問の出題内容は塩害、寒中コンクリート、乾燥収縮ひび割れ、複合構造について、それぞれメカニズムや留意点などを述べるものです。塩害は13年度のII-1-5でも出題されましたが、14年度は断面修復後の再劣化について問われています。
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施工計画、施工設備及び積算 過去問題と解説 2014年度
四つの設問から2問を選ぶII-1のテーマは、軟弱地盤上に築く盛り土の動態観測、鉄筋コンクリートの耐久性、埋設物と公衆災害の防止策、総合評価落札方式の二極化でした。出題内容はいずれも標準的で、詳細な知識も求めていませんので、施工に携わっている人なら多くの受験者が答えられたと思われます。
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道路 過去問題と解説 2014年度
4問から2問を選択するII-1のテーマは、道路の種級区分、スマートインターチェンジ、舗装の塑性変形輪数、法面保護工であり、いずれも「道路」の科目ではオーソドックスなものと言えます。出題分野は13年度とほぼ同じで、計画系の2問に続いて舗装、設計という分類でした。
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都市及び地方計画 過去問題と解説 2014年度
II-1の4問はエリアマネジメント、建築物の規制・誘導の仕組み、駅周辺での自転車利用、都市緑地法について概要や効果などをそれぞれ述べる内容です。具体的な記述を求められた13年度に比べ、書きやすくなったと思われます。
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土質及び基礎 過去問題と解説 2014年度
四つの設問から2問を選ぶII-1では、標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験などの地盤の調査方法、抗土圧構造物に作用する土圧、中間層の杭基礎、地すべり対策についてそれぞれ問われています。出題分野は「調査」、「地盤」、「杭」、「法面」とバランス良く、いずれも概要や留意点など基本的な内容について…