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編集長が語る日経コンストラクションの見どころ

元気印の現場所長たち

2009/09/18

 「現場所長のなり手がいない」。以前、建設会社の方がこう漏らすのを聞いたことがあります。マネジメントするポストに就いて一身に重責を担うのを嫌がり、そこそこの役割を果たせばいいと考えるワーカーがいるようですが、当然ながら建設業界もそんな世の風潮と無縁ではないわけです。

 でも、現場所長が厳しいなかにもやりがいを見いだし、生き生きと仕事ができなければ建設業界に未来はありません。現場所長という仕事を再生するにはどうすればいいのでしょうか。そうした問題意識で企画したのが日経コンストラクション9月25日号の特集「現場所長再生の条件」です。

 確かに、現場所長を取り巻く環境は厳しさを増しています。一番大きいのは受注競争の激化によって利益を出すことが難しくなった点です。コスト削減に頭を悩ませるだけでなく、現場に配属される職員が減らされて現場所長にかかる負荷は大きくなっています。増加する住民のクレームにも対応しなければなりません。書類の処理に関する負担も相変わらず減っていません。技術伝承の役割も会社から期待されています。

 現場所長にとって厳しい時代であることは間違いありませんが、こうした新たな課題に積極的に取り組み、時代の求める役割を果たそうと挑戦している現場所長も出てきています。特集記事では新たな現場所長像を感じさせる技術者にご登場いただき、彼らの仕事ぶりを紹介しながら、現場所長という仕事を再構築する条件を探りました。詳しくは特集記事をお読みください。

 建設産業に限らず、現場力の強化が叫ばれていますが、現場の人間だけで現場力を高めるのは限界があります。現場所長を取り巻く昨今の状況を考えると、いかに組織的に現場をバックアップしていくかも重要です。現場のやりがいが失われるようでは、建設産業の魅力も損なわれることは間違いないでしょう。日経コンストラクションでは今後とも、ものづくりの再生に向けた取り組みを積極的に取り上げていきたいと考えています。

畠中 克弘=日経コンストラクション編集長日経コンストラクション

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