網入り板ガラスと交換することで視界がすっきりする(資料:旭硝子)
網入り板ガラスと交換することで視界がすっきりする(資料:旭硝子)
ペアスマートの断面図(資料:旭硝子)
ペアスマートの断面図(資料:旭硝子)

 旭硝子は、アタッチメントなしで使用中のサッシのガラスと入れ替えることができ、網入り板ガラスとも交換可能なマンション改修用の薄型Low-E複層ガラス「ペアスマート」を2015年6月に発売した。

 マンションの防火性能が求められる開口部には網入り板ガラスが用いられていることが多い。この網入り板ガラスを複層ガラスに替える場合、ガラスの厚みが増して重くなりサッシへの負荷が増加してしまう恐れがある。

 「ペアスマート」は耐熱強化ガラスを使用し、防火性能やLow-E複層ガラスならではの遮熱・断熱効果を保ちつつも薄さと軽さを実現。網入り板ガラスとほぼ同じ重量なので、サッシへの負荷は変えず、またアタッチメントも使用せずにガラスのみを入れ替えるリフォームが可能となる。

 網がないことで視界がすっきりし、金属に水分が付着して発生する網さびによる破損の心配もない。強い衝撃によって破損した場合も、ガラスが小さな粒状になるため人を傷つけにくい。

 ガラスとガラスの間にクリプトンガスを封入して断熱性能を高めているので、結露が発生しにくく、エネルギー消費も抑えられる。

 参考設計価格は、透明タイプが5万9500円/m2(税別)。

問い合わせ先:旭硝子
電話:0570-001-555
URL:http://www.agc-gp.co.jp/

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