住友林業クレストは、世界一軽い木材といわれているバルサを活用した「木製防火戸」の販売を2015年5月20日に開始した。
「木製防火戸」は、防火戸の使用が求められる都市部の3・4階建て建築物などのニーズに応えるため、住友林業筑波研究所と住友林業クレストが中心となり開発したものだ。
バルサは軽いという利点があるものの、これまでは材が柔らかくクギやビスがきかないなど、建築・建材分野では使用が難しかった。「木製防火戸」は、LVLを用いた芯組にバルサ材を充填することで軽量かつ遮炎性能を向上。これまでの防火戸の課題であった重量は、従来製品と比べて35%強軽い約25kgとした。運搬や施工、使用時の扉の開閉が容易になる。
防火戸の厚みは遮炎性能を担保するために40mm~50mmが一般的だが、鉄芯を挿入することで加熱中の扉反りを軽減し、一般住宅で利用される扉の厚みと同じ36mmを実現した。扉部分の設計を住まい全体で統一することが可能となる。
保有性能として、20分遮炎性能、遮煙性能、危害防止性能を持つ。
販売価格は約15万円~/セットで、従来製品と比べて20%強のコストダウンとなっている。
問い合わせ先:住友林業クレスト
電話:052-205-8451
URL: http://www.sumirin-crest.co.jp/
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