ケンプラッツ製品ガイドでは、建材・設備や各種サービスなどを紹介する記事を掲載しています。カタログ、仕様書、納まり図、施工例、施工マニュアルなど、設計や施工の実務に役立つ詳細資料もダウンロードできます。今回はBIMに関する詳細資料として、日経アーキテクチュアの好評連載「BIMのチカラ/山梨知彦のBIM指南(1)」を特別に無料公開します。(編集部)

 まだまだ本格的に使いこなせていない設計者が多いBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)。早くからBIMを設計に取り入れた日建設計の山梨知彦氏が基礎から解説する。今回は設計上のメリットを説く。

ホキ美術館ではシミュレーションでもBIMを活用した。ホキ美術館はこれまでにない形状なので、温熱環境や自然光の入り方のシミュレーションを繰り返し実施した(写真:吉田 誠)
ホキ美術館ではシミュレーションでもBIMを活用した。ホキ美術館はこれまでにない形状なので、温熱環境や自然光の入り方のシミュレーションを繰り返し実施した(写真:吉田 誠)

 BIM元年と言われた2009年から5年が経過し、「どうやらBIMは、コンピューターを使った3次元の設計手法らしい」と理解され始めたようだ。しかし、当初は効率化のみを強調して紹介されたので、失敗プロジェクトが多発した。BIMは「敷居が高い」「効率化にはつながらない」などと誤解する人も少なくない。

 でも、僕らはBIMを使う。今では日建設計全体にBIMの利用は拡大し始めている。完璧でなくとも、部分的な利用でも十分にメリットがあることが、いくつかのプロジェクトを通して分かったからだ。

 まず理解してほしいのが、3次元CADとBIMは似て非なるものということだ。3次元CADは形状のみを扱うが、BIMは形状に加え、柱や壁といった要素を識別する。材料やコスト、面積といった情報も扱う。それらの情報は全てデータベースに集約される。建築デジタルデータベースを構築できることがBIMの最大のチカラだ。

 とはいえ、最初からデータベースを完璧に使おうと思うと、初めの一歩が踏み出せない。僕らがどのように使ったかを見ていこう。

※こちらの記事は、日経アーキテクチュア2014年4月10日号「BIMのチカラ/山梨知彦のBIM指南(1)気軽に使いメリットを知る」から抜粋しました。記事の全文は、下記の「詳細資料をダウンロード」をクリックしてご覧ください。

※無料で本資料の全文をご覧いただけます

詳細資料をダウンロード