集熱パネルに直接水を流し太陽熱で温める(資料:エナテックス)
集熱パネルに直接水を流し太陽熱で温める(資料:エナテックス)

 エナテックス(金沢市)は、太陽熱の集熱パネルとヒートポンプを組み合わせた太陽熱利用給湯システム「ツインパワー給湯器」を2011年2月から販売している。

 直接集熱方式を採用した「ツインパワー給湯器」は、屋根の上に設置した集熱パネルに直接水を流して太陽熱で温め、高温の湯を貯蔵タンクにためていく。基本集熱面積は6m2。晴天の日は太陽熱だけで給湯の全てをまかなうことを目標に開発しており、天気の悪い日や冬場の温度が上がらない日の補助熱源としてCO2冷媒ヒートポンプを利用する。

 集熱パネルで温められた湯は貯蔵タンクの上部にたまり、そこから直接給湯するシステムなので、不凍液による熱交換方式をとる従来の太陽熱利用システムに比べ、ヒートポンプの効率が良く消費電力を大幅に削減できる。また、冬期の集熱器凍結防止のための水抜きシステムの開発により不凍液の交換が不要となり、メンテナンスの手間やコストも削減した。

 2014年度省エネ大賞、製品・ビジネスモデル部門「資源エネルギー庁長官賞」受賞。

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問い合わせ先:エナテックス
電話:076-291-2121
URL:http://www.enetecs.jp/

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