6月11日、超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区)が開業を迎えた。地下5階、地上52階建てで、ホテルと住居、オフィス、商業施設などで構成する。施設の見どころを、上から下まで全てご案内しよう。

新橋方面から、「新虎通り」越しの虎ノ門ヒルズ(写真:日経アーキテクチュア)
新橋方面から、「新虎通り」越しの虎ノ門ヒルズ(写真:日経アーキテクチュア)
地下鉄虎ノ門駅側からのアプローチを見上げる(写真:日経アーキテクチュア)
地下鉄虎ノ門駅側からのアプローチを見上げる(写真:日経アーキテクチュア)
開業前日の式典に参加した安倍晋三首相(中央)と舛添要一・東京都知事(右)、森ビルの辻慎吾社長。舛添知事は再開発事業の施行者代表として挨拶、安倍首相は祝辞を述べた(写真:日経アーキテクチュア)
開業前日の式典に参加した安倍晋三首相(中央)と舛添要一・東京都知事(右)、森ビルの辻慎吾社長。舛添知事は再開発事業の施行者代表として挨拶、安倍首相は祝辞を述べた(写真:日経アーキテクチュア)

 ワンフロア貸室面積約3400m2を確保したオフィス階は、ほぼ満床でスタート。情報通信分野の企業や広告代理店、法律会計事務所など、およそ1万人のオフィスワーカーが集まる「街」となる。

26階のオフィススペース。コア部から外周部まで約19mスパンの無柱空間だ。天井高は基準階で2800mm(写真:日経アーキテクチュア)
26階のオフィススペース。コア部から外周部まで約19mスパンの無柱空間だ。天井高は基準階で2800mm(写真:日経アーキテクチュア)

 オフィス部分は地上6階から35階。総貸室面積約9万9300m2を割り当てた。製薬会社のノバルティスファーマやスマートフォン向けのゲーム開発会社NHN PlayArt、広告代理店のアサツーディー・ケイなどが本社を移転する。森ビルの辻慎吾社長によれば、賃料は坪当たり3万円台後半で、外資系と日本企業が賃貸面積比でおよそ半々を占める。