横浜駅大改造の一環で西口駅ビルを超高層複合ビルに建て替える計画に関し、事業主体を東日本旅客鉄道(JR東日本)に一本化することが決まった。共同で進めていた東京急行電鉄は土地をJR東日本に売却する。昨夏に見直しを表明した同計画は、今春に都市計画変更の提案として横浜市に提出する予定だ。2月下旬には計画地に、期間限定でルミネがオープンする。

横浜駅西口の様子。駅ビル「横浜シァル」の地上部分はほぼ解体が終わっている(写真:山崎 一邦)
横浜駅西口の様子。駅ビル「横浜シァル」の地上部分はほぼ解体が終わっている(写真:山崎 一邦)

解体が進む横浜シァル(写真:山崎 一邦)
解体が進む横浜シァル(写真:山崎 一邦)

 横浜駅西口を見ると、駅ビル「横浜シァル」は14年1月時点で解体がほぼ終わった状況。この跡地と、既に更地になっている隣の「横浜エクセルホテル東急」の跡地を併せ、商業施設とオフィスを組み合わせた複合ビルに建て替える計画だ。

 事業の名称は「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」。新しい駅ビルに加え、線路の上空にまたがるビルも建設する。さらに、駅の北側に駐車場を設け、駐車場と駅ビルをつなぐ歩行者用デッキなどを整備する。事業主体は、横浜市の環境影響評価を受けた11年11月の段階で、JR東日本と東急電鉄の2者だった。