駅周辺を7地区に分け大改造

 横浜駅西口駅ビル計画は、横浜市が進める「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」をけん引するプロジェクトの一つ。エキサイトよこはま22は、魅力向上や災害時の安全性確保などを目的に同市が09年12月に制定した再開発のガイドラインで、民間の事業者が再開発する場合に整合させる必要がある。一方、ガイドラインに従うことで建築物の規制が緩和されるなどの支援を受けられる。

 ガイドラインでは横浜駅周辺を、駅を中心として7地区に分割。文化やエンターテインメントのまちなど、地区ごとに求める機能や景観の指針も定めた。横浜駅西口駅ビル計画の計画地は、7地区の中心となるセンターゾーンの一部。横浜シァルと横浜エクセルホテル東急は、ともに1962年に完成、開業したビルで、更新が必要になっていた。

「エキサイトよこはま22」で設定した7地区(資料:横浜市)
「エキサイトよこはま22」で設定した7地区(資料:横浜市)